第54回 JBCF 東日本ロードクラシック群馬大会 Day-1 クラスタE2 レースレポート

 

さて、今シーズンの事業団レース初戦。

コースは群馬CSCを10周の60km。

苦手ではないけど、決して得意なコースでもない。

今までのレースでは、先頭集団に残ることは出来ても最後の勝負には絡めないという事が多い。

はたして今回はどうなるか。

 

タイムスケジュールは以下のとおり。

04:00 起床、朝食、準備

05:00 自宅出発

06:40 会場入り、受付、準備

08:00 試走2周でアップ

09:30 スタート

 

目次

目標と展開予想

目標

目標は3位以内の表彰台。もちろん、出来れば優勝したい。

E1への一発昇格は優勝のみ・・・。

けど、群馬で勝てるイメージが湧かないんだよな~~~(;´Д`)

 

最高なのは優勝。

3位以内なら素晴らしい。

6位以内なら充分。

最低10位以内。

 

そんな感じで考えていた。

展開予想

例年E2のレベルだと群馬CSCで序盤から逃げ切ることはほぼ無い。

中盤以降にアタックが掛かって人数を減らしていき、最後は少人数でのスプリントってパターンが多いイメージ。

 

ただ、今回はエントリーリストを見るとE1上位レベルの選手や、強いと評判の選手が多数いる模様。

そうなると序盤からハイペースでサバイバルな展開になりそう。

 

脚のある数名で抜け出して決まる可能性もあるので、とにかく前目前目でどんな動きにでも対応できるようにしたい。

自分は集団スプリントに持ち込まれると厳しいので、なるべく少人数に減らして勝負したいところ。

 

雨で路面がヘビーウェットなのでいつも以上に落車に注意だ。

レース展開

ローリングスタートが約10kmとかなり長いため、この間を利用して前に上がって行く。

2周目のリフト坂あたりでリアルスタート。先頭から10番手ほどか。

 

すぐに心臓破りへ突入。ペースが上がる。

ハイペースで登り切り、stravaでは 52秒433W 。

おいおい、初っ端かなから速いな~。

その後も「こんなペースが続くんかい」と思うような強度。

でもこれがレースなんだよな。

明らかに1人の練習では出せないスピード域と強度だ。

 

3周目か4周目に4人ほどの逃げが形成される。

集団はそれを容認。

どんなメンバーが行ったかは把握出来なかった(少なくとも自分がマークしていた選手では無かった)。

逃げが出来たことを知らない選手がいるかもしれないので、「4人逃げてます!」と言った感じで周りに声を掛ける。

そうしないと集団に「逃げを追う意思」が生まれないから。

 

逃げが出来たことで集団が落ち着くかと思いきや、あまりペースは落ちない。

自分は常に前方に位置取って、全部の動きに即対応出来るような意識で走っていた。

散発的なアタックやペースアップにしっかり対応。

 

SBCの鳥倉くん、Yamanakakoの五十嵐くんが特に強い印象。

アタックのキレが良いし身体の使い方も上手くて、レース中なのに「すげぇ」と思ってしまった(笑)。

今年からRCC(Rapha)で走ってるサトシュンとも久しぶりに再会。常に先頭付近でローテを回していて元気そう。

他にもエルドラード、イナーメ、RX、作新などの選手達が常に先頭にいる感じ。

 

時折、心臓破りで自分からアタックする。

狙いは「脚のある少数での追走集団の形成」もしくは「ペースアップによる集団の活性化」。

と言うのも、逃げがかなり強力なようでなかなかタイム差が縮まらなかったから。

「回そう回そう」って感じで声掛けたりジェスチャーして集団に呼び掛けるようにした。

 

逃げの4名が徐々に削れて行き、7周目くらいには単独逃げになっていた。

逃げている選手の背中が見えて、一時的に5~10秒差ほどに詰まる。

鳥倉くんと「もう捕まりますね」と話していた。

が、これが大誤算・・・。

若干集団が緩んでしまったのと、逃げていたALL OUT rericの本多くんがめちゃくちゃ強くてまた差が広がることに。

(この本多晴飛くん、トライアスリートのフィジカルモンスターで、先日のきらら浜TTとクリテで連勝してE2へ昇格していた。と、後で知りました(;´Д`))

 

8周目でまた40秒差ほどに広がる。

諦めずにローテを回すが、集団にも疲れの色が見えて若干諦めの雰囲気が・・・。

 

9周目もペースは上がらず、45秒差ほどで最終周回へ。

最後のペースアップで追い付けるかどうか。まだまだ諦めてはいない。

とは言え、ここまで頑張り過ぎた感があって脚は結構しんどい感じ。

無理に引いて脚を使い過ぎないようにしつつ、アタックを警戒する。

 

リフト坂でアタックが掛かって集団は一気にペースアップ。

そのままの勢いで心臓破りへ。ここももちろんハイペース。

きつい!千切れそうだ。

10名ほどのケツにギリッギリ追いすがる。やはりここまで頑張り過ぎたか(;´Д`)

最終コーナーでようやく少しだけ位置を上げて、なだれ込むようにスプリント。

何とか数人だけ捲って7位ゴール。

 

結局、本多くんは逃げ切って23秒差で優勝。きらら浜から3連勝。群馬で序盤から逃げ切り。すげーわ(笑)

リザルト、パワーデータ

リザルト

7位/56人出走(TOP+25秒)

 

うーん。やはり群馬は難しい・・・。

そして自分もまだまだ弱い。

 

パワーデータ

1:34:35 AP220W NP265W

 

AP4倍、NP4.8倍くらい。

振り返りと今後の課題

振り返り

逃げが出来たものの、集団もハイペースで少人数に絞れたことは良かった。

しかしやっぱり逃げ切られてしまったのは残念。

ALL OUTの本多くんを事前にチェック出来ていれば、逃げを容認しなかったかもしれないし、追走ももっとやる気になっていたかもしれない。

とは言え、逃げた本多くんが強かった。

明後日はE1かな?と思ったら昇格は次のラウンド(宇都宮)からだと。まじかー(笑)

 

自分の走りとしては、かなり積極的に走れたと思う。

常に集団前方。色んな動きに反応。心臓破りでアタック。

けど、結果は7位。これじゃダメだ。

群馬ではいつもこのパターン。勝つイメージが湧きましぇーん。

 

今後の課題

先頭集団に残ることは出来る。

先頭集団でレースを動かすことも出来る。

だけど最終的に決める力は無い。

これが現状。と言うか、前からこんな感じ。

SBC鳥倉くんやYamanakako五十嵐くんの走りと比べると明らかにキレが足りない。

インターバル耐性と言うよりは、一発ガツンと踏む力が無い。

もうちょいスプリントの練習をしようと思った。

腕とバイクの振り方、それに合わせたペダルへの荷重、高めのケイデンス。

そのへん意識していこう。

まとめ

何はともあれ落車しないで完走できた事が一番。

雨の群馬は怖かったけど、かつらおと伊豆合宿で散々ヘビーウェットな路面を走ったおかげでかなり順応できた。

ディスクブレーキの恩恵もやはり大きい。

ブレーキの余裕は心の余裕。その分、視野を広く持てる。

 

今日は悔しい結果に終わったけど、明後日はまた表彰台を狙いたい。

上位6人、いや、ぶっちゃけ鳥倉くんと五十嵐くんにスプリントで勝てる気がしない。

さて、どう戦うか・・・。

 

ひとまずDay-1、お疲れ様でした。

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