YONEX CARBONEX ヒルクライム決戦仕様(軽量バイク)について

自分はヒルクライムに特化した決戦仕様の軽量バイクを使用しています。

今年はメインバイクをVENGEに乗り換えたので、今まで乗っていたYONEX CARBONEXをヒルクライム用に組み替えました。

大して真新しいような内容ではありませんが、自分のメモ用としても現在の決戦仕様の詳細を書き残しておきます。

もし良かったら参考にしてみてください。

目次

ヒルクライム決戦仕様バイクの詳細

バイク全体はこんな感じです。

サイコン込みで5.8kgジャストでした。

フレームは地元新潟県産、YONEX CARBONEX!

まずフレームですが、森本誠さんや田崎友康さんなどの強豪レーサーも使用するYONEX CARBONEXです。

フレーム重量が650gと超軽量で、ヒルクライム用の軽量バイクを組むのに向いています。

乗り味は漕ぎ出しが軽くて反応性が高く、登りで明確なアドバンテージを感じます。

硬すぎずしなやかで、独特のしなりがあって脚に優しく、長距離のロードレースやロングライドにも適しています。

自分はこのフレームのお陰で長時間のトレーニングが積めるようになり、飛躍的に強くなれました。

新潟県内の工場で職人が一つ一つ手作りしている、というのも気分的には良いですね。

地元産のYONEXを応援する意味も込めて購入しましたが、とても満足しています。

ヒルクライムを頑張りたい方は選択肢に入れてみてくださいね。

メインコンポーネントはSRAM RED(機械式)

メインコンポはSRAM REDの22速、機械式です。

SRAMはシマノやカンパニョーロよりかなり軽いので、ヒルクライマー御用達ですよね。

コンポーネントのセットで比較した場合、9100DURA-ACEよりRED22の方が200gほど軽量化出来ます。

またSRAMでも機械式にした理由は重量面で電動式より軽くする事が出来るからです。

けど電動式のスッキリ感も良いですよね~。

 

ブレーキはKCNCの軽量ブレーキ

誰がハゲやねんステッカーは気にしないでください・・・(笑)。ハゲてないですよ!

ブレーキは田崎さんから譲り受けたKCNCの軽量ブレーキで、シュー込みで前後合わせて170gくらいかと思います。

ちなみに9100DURAのブレーキが326g、RED22が262gです。

正直に言って普段使いは絶対にオススメしません。

純正のブレーキに比べてかなり効きが悪いです。

レバーの引きは硬いし、ブレーキ当ててもキャリパーがたわむ感じがあります。

ヒルクライム専用と考えるべきですね。

プーリーはRIDEAのビッグプーリー

プーリーはRIDEAのビッグプーリーを使用しています。16×20とかなり大きいです。

その分、重量はやや増です。ここは重さよりも駆動抵抗を意識しました。

手でクランクを回すと明らかに回転が軽くなっている感じがあります。

ですがまぁ・・・気持ちの問題でしょうか()

クランクセットはROTOR 2inPOWER

クランクセットはROTOR 2inPOWER(パワーメーター)です。

歯数は50×34で、コースによってはフロントシングルにする事もあります。

練習でも使うバイクなので、調子や疲労の管理目的でROTOR 2inPOWERにしました。

ですが、重量面から考えるとパワーメーターは無い方が軽いです。

本当にヒルクライムレース専用とするならパワーメーターなんて無くて良いですね。

自分のバイクで一番軽量化する余地がある部分がこのクランクセットです。

サドルとシートポストはAx-Lightness

サドルとシートポストはへたれさんから譲り受けたAx-Lightnessの超軽量仕様で、合わせて160gジャストです。

パッドが無くてお尻に厳しそうに見えますが、しっかりポジションを出すと痛くありません。

レース前日、このサドルで3時間のライドをしましたが問題ありませんでした。

ただし、ちょっとした段差などの衝撃を上手くいなさないとカーボンが割れてしまいます。

黒いテープが貼ってあるのは、へたれさんのお尻が破壊した痕です(笑)

ホイールはDURA-ACE C24 TU

ホイールは9000DURAのC24チューブラーで、カタログ値1151gと軽量なホイールです。

漕ぎ出しがとても軽くてヒルクライムにバッチリですね。

タイヤはVittoriaのコルサスピード23C。

新潟ヒルクライムでの空気圧は前6.0bar、後6.2barで走りました。結構低めだと思います。

普段は25Cや26Cのチューブレスホイールを使用していて、5barくらいで運用しています。

その乗り心地にすっかり慣れてしまって、23Cのチューブラーでも以前より空気圧を下げました。

結果としては良い走りが出来たので、これからもこのくらいの空気圧で行こうと思います。

シャフトを純正のクイックレバーから六角で締めるタイプの軽量な物に交換しています。

セットで35gだったかな?

強度的には少し不安があるので、これもヒルクライム専用ですね。

ハンドルは3T SUPERLEGGERA TEAM STEALTH、ステムはTNI ヘリウム

ハンドルは3T SUPERLEGGERA TEAM STEALTH 400mmで、カタログ値186gです。

深曲がりの丸ハンの割にかなり軽量です。

ヒルクライムで下ハンを握る事はほぼありませんが、自分は丸ハンが好きなので気に入っています。

平坦や下りを含むレイアウトのヒルクライムでは下ハンが生きると思います。

※追記

今回、バーエンドキャップを失念してしまいました。

落車や接触時に大怪我に繋がる可能性がありますので、必ず装着するようにしましょう。

自分も気を付けます・・・。

 

ステムはTNIのヘリウム70mmで、カタログ値84gです。

TNIはコスパ良いですよね。

剛性もヒルクライムなら充分です。

チェーンはKMC DLC

チェーンはKMCのDLCというコーティングした物を使用しています。

軽いですし、コーティングチェーンは駆動抵抗も少ないです。

チェーンって結構重要で、新品のチェーンにしたり、しっかり洗浄してオイルを差すだけでもかなり効果が実感出来ます。

手軽なグレードアップとして良いかもしれません。

まとめ。決戦仕様は退路を断つ事にも繋がる。

以上が自分のヒルクライム決戦仕様の詳細でした。

軽量化について少し知識をお持ちの方にとっては特段変わった内容では無いと思います。

 

自分がヒルクライム決戦仕様のバイクを組む理由は2つあります。

まず、少しでも速く走りたいからです。

そしてもう1つは、決戦仕様を組む事で退路を断つため。

つまり、言い訳を無くすと言う事です。

機材を自分の納得がいくところまで突き詰めると言う事は、それだけ言い訳が出来なくなると言う事です。

「機材は完璧。あとはもう、自分次第。」

そう言う状況を作って自分に気合を入れるようにしています。

自分はまだまだ大して実力もありませんが、そう言う気持ちを持って練習やレースに臨めば強くなれそうな気がします。

 

もちろん、お金が掛かる事なのでお財布事情とも要相談なのですが・・・。

軽量化沼にハマると底が見えないですしね(;´Д`)

出来る範囲でこだわって行きたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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