ツールドかつらおDay-2 レースレポート(クラス1-11位)

今シーズン初レース、ツールドかつらおに参戦してきました!

当初出る予定はありませんでしたが、チームの田崎さんから誘われて参戦することに。

もちろん当日までコロナウイルスの状況を見つつ判断しました。

さてさて、レースはどうなったのでしょうか!?

 

タイムスケジュールは以下のとおり。

05:00 起床、朝食、準備

07:30 会場入り、間食

08:00 アップ。4本ローラーで15分のみ

09:00 バイクを並べに

09:50 スタート

目次

目標と展開予想

目標は完走。エグすぎるメンバーとコース・・・。

今回の目標は冗談抜きで「完走」です。(あと落車しないこと。)

というのも参加メンバーがエグ過ぎて・・・(;'∀')

宇都宮ブリッツェンの鈴木龍選手やLEOMOの石原悠希選手をはじめとするJPT選手がいたり、高校生の有望選手である留目夕陽くんや、ホビーレーサーではGOCHIの佐々木遼さんなど、参加人数は90名ほどでしたがかなり濃いメンバーです。

 

なんちゅーメンバーや・・・。

 

それだけならまだしも、更にコースがエグい!

28km400mUPを2周するコース。主な登りは2か所。

 

KOMが設けられている登りは下りを含む8.9km3.3%と緩め。

ですが、レースではここでもドンパチが予想されて食らい付くのに必死になるでしょう。

 

そしてもりもりランドの登りが最大の難所。2.7km7.6%でパンチの効いた登りです。

ここはもう、むりむりランドになることが予想されます()

 

 

登りがあれば下りもあるということで、下りもなかなかテクニカルで難しいコースです。

ただでさえグレーチングやコース脇にコケが生えているのに、当日は大雨でした。

かなりリスキーなことから出走するかギリギリまで悩みましたが、チーム戦のこともあるし、レース前に雨が弱まってきていたので出走を決めました。

まぁ雨はレース中にまた強くなってずーっと大雨でしたが・・・。

 

展開予想

レース展開の予想です。

まぁ登りでぶちぶちと千切れて行くサバイバルな展開になるでしょう・・・。

JPTの選手が多数いることや2Daysの総合を争う選手がいるので、序盤は逃げを決めたい選手によるアタック合戦が予想されます。

で、そのままの流れで脚を使ったままもりもりランドの登りへ入り、そこでまた人数を減らして、先頭集団からこぼれた場合は追い付くことはまず無いと思われます。

先頭集団に残れた場合は同じことをもう1周する地獄です()

KOMの登りでのドンパチをなるべく脚を使わずにこなして、もりもりランドの登りは今出せる全力で食らい付く、というところでしょうか。

注目した選手はやはり最初にも挙げた鈴木龍選手、石原悠希選手、留目夕陽くん、佐々木遼くん。

もちろん他のJPT選手や大学の強豪選手、トップアマチュアレベルの選手もたくさんいます・・・。

はっきり言って自分なんて格下も良いところなので、誰をマークとかは無くとにかく集団にしがみ付くだけです。

 

チームからは田崎さんとハヤトも参戦。

田崎さんは最近の状態からして上位に食い込むことが予想されます。

必死で獲った森立のKOMをサクっと40秒くらい更新されるくらいには脚力差が(;´Д`)

とは言え田崎さんに勝ちたい気持ちはもちろんあります。

 

ハヤトも大学生になってますます力を付けている様子。

Zwiftでの強さはリアルでも一緒。ホンモノです。

ハヤトは自分がF(t)に入った5年前くらいからずーっとライバル。ハヤトは当時中学生(笑)

こちらも負けたくない相手です。

チームメイトでチーム戦を狙いつつ、チーム内での戦いも意識していました。

1周目

photo by ktkrくん

 

スタートから約5kmの下り区間はローリングスタート。

ここは落車回避の意味でも、リアルスタート後のアタックに備える意味でも、前に位置したい。

そう思ってかなり早めにバイクを並べに行きました。

おかげでスタートは最前列を確保。

田崎さん、ハヤトと談笑しながらスタートを待ちます。

 

そして雨の降るなか定刻09:50にスタート。

ローリングスタートとはいえ位置取りが重要です。

めちゃめちゃ密集してます・・・。ここが今日一番神経を使いました。

頼むから無理に割り込んでこないでくれ~と思いつつ自分のスペースを確保します。

ちょっとした隙間に入られて位置を下げることもありましたが、3列目ほどでリアルスタートへ。

 

ファーストアタックは留目夕陽くん!いきなり行くか~!

すぐさま数名の選手が追走へ。

ここは無理して追いません。数名の逃げなら容認。

 

ところが逃げを許さんとする選手がどんどん追走に入ります。

これは追わないといけない。ここで位置を下げたら中切れで終わる可能性が高い。

 

しばらく強度の上げ下げがあるような状態でかなりキツイですが、流れに乗り遅れないように何とかしがみ付きます。

そうこうしていると最初の数名を吸収。集団は一旦落ち着きます。

 

間もなくKOMのポイントで、KOMを狙う選手たちによってまたペースアップ。

やめてくれ~と思いつつ必死でしがみ付きます。

 

かつらおKOM1周目

18:12 254W 168bpm

 

どうにか集団でこなして、下りで息を整えてもりもりランドの登りへ突入。

ここはもう集団走行のスキルではなく、地脚勝負です。

入りから既にしんどい・・・。

周りでは更にペースを上げる選手がいて、やはり脚が違うなという感じです。

5分ほど何とか耐えていましたが、ここで10名ほどの先頭集団から千切れてしまいました。

やはり「むりむりランド」でした()

落胆しましたが、気持ちを切り替えて第2集団からこぼれないようにします。

田崎さん、ハヤトも仲良く千切れて同じパックで・・・(笑)

 

もりもりランド1周目

08:47 292W 181bpm

 

5~6名ほど?で登頂した気がします。

下りは千切れた少人数の集団だったこともあり、思いのほか安全に下れました。

雨の下りでディスクブレーキの恩恵は本当に大きい。

マイペースで下ったら周りの選手よりもう少し速く下れそうな感覚がありました。

 

下り切って、下り基調の平坦へ。

第2集団は10名ほどとなりました。

数名でローテしながら2周目に入ります。

 

2周目

photo by yuki asato

2周目の序盤、ローテをする選手が限られています。

覚えている限りでは、GOCHIの三田村さんと山下さん、LEOMOの永塩くん、MIVROのタイサム・ジョンさん、そしてハヤトと自分。

主にこの5~6名ほどでローテを回します。

後ろの選手にローテを促しましたが、入って貰えませんでした。

まぁ、しょうがない。

自分も脚を使い過ぎない程度に回ります。

 

下り区間もなかなかのペースで、落車だけはしないように気を付けます。

KOMの登りへ入ると、後ろからペースを上げる選手が出てきます。

これは予想していたので遅れないように対応。

 

田崎さんも前に上がってきてペースを作ります。

積極的に引いていたのはLEOMOの永塩くん。何度かJBCFのE2で同じレースを走ったことがありますが、格上の選手です。

GOCHIの山下さんも前目前目で展開してました。

下りでは山下さんと2人で抜け出す場面もあり、やはりディスクブレーキの速さを感じました。

 

ここでチャンピオンシステムの棈木くん(ZwiftのSTINGERくん)を確認。

棈木くんはZwift日本人ランキングトップの時期もあり屈指のZwifterとして有名ですが、去年のJBCF南魚沼のE2で田崎さんと優勝争いをするほどリアルでも強い選手です。

直接の面識はありませんでしたが一方的に意識してました。同じZwiftボトルだったし(笑)

あ「前は掛かってそうですね」

り「力で千切れた集団なので追い付くのは厳しいですね」

なんて会話をしました。

 

かつらおKOM2周目

18:47 259W 心拍数エラー

 

そんなこんなで少し人数を減らした第2集団はもりもりランドの登りへ。

ここは田崎さんがほぼ一本引き。

前に出られなくはないペースでしたが、決して余裕のあるペースでは無かったので番手でこなします。

KOMの登りでやや遅れる選手もいたのでこの登りでまた人数が減るかと思ったら、意外と減らず5~6人で登ります。

 

もりもりランド2周目

09:19 280W 174bpm

 

ピーク付近で永塩くんが前へ。永塩くん、田崎さん、自分の順番で下りへ入ります。

明らかに前の2人より下りのペースに余裕があったので、2人に声をかけて先頭へ。

安全マージンを取りつつマイペースで下っていると後ろと差が開きます。

まぁどうせ後で追い付かれるだろう。

と思っていたら差はどんどん拡大する様子。

これ、この集団からは逃げ切れるかも?

と思い、下りの後半で少し踏み入れました。

 

下り切って、あとは残り約4kmの下り基調の平坦です。

後ろを見ると5秒以上は差が開いている感じ。これはGO!

何度も後ろを振り返りつつ、エアロポジションを最大限意識して走ります。

脚もそれなりに良く回ってくれて、最後は少し差を広げる形でゴール。

第2集団の頭を獲ることが出来ました。

 

ラスト4.3km

05:26 274W 168bpm

 

リザルト、パワーデータ

リザルト

リザルトは大健闘の11位でした。

もちろん先頭集団に残れなかったことは悔しいですが、これだけのメンバーで11位は自分にとってビッグリザルトです。

 

とは言え上位10人との力の差は歴然だし、そもそも自分たちはDay-2しか出ていません。

他の選手たちはほぼ2Days出走しています。

もっと強くなりたいですね・・・!

 

チーム内での戦いも田崎さんとハヤトに勝つことが出来ました。展開はあるにせよ地味に嬉しい(笑)

田崎さんは実力からしてやや不調だったと思います。

ハヤトはやっぱり強くなってる。

これからも切磋琢磨したいチームメイトです。

3人のリザルトは11位、14位、17位と比較的上位にまとまっていて、チームとして存在感を示せたのではないでしょうか?

第2集団ですが()

チーム戦の結果が気になるところです。

パワーデータ

リアルスタートからゴールまでのデータです。

 

1:29:38 AP224W NP256W

 

パワーデータだけ見ると「こんなもん?」って感じです。

もちろん、レースはコースや展開によってキツさが変わるので、データに現れない部分もあります。

実際、めちゃくちゃしんどかったですし・・・。

今回は自分の持っている最大限の力を発揮できたと思います。

 

振り返りと今後の課題

振り返り

しっかり走れて、実力を出し切ることが出来たと思います。

良く言うと大健闘、悪く言うとこれが今の限界という感じですね。

 

序盤のドンパチは脚を使い過ぎることなく集団でこなせたし、もりもりランドは全力を尽くして千切れました。

2周目はしっかりローテを回したし、登りで遅れることも無かった。

下りではまさかの抜け出しに成功して、第2集団の頭を獲れた。

良く頑張ったんじゃないでしょうか。

 

今後の課題

今後の課題は登坂力の強化と高強度インターバル耐性の強化です。

まずは登坂力の強化。これは今シーズン通しての課題でもあるので、引き続き取り組んでいきます。

そして高強度インターバル耐性の強化。

これはレースや練習会で人と走ると、やっぱり必要な能力だなと痛感します。

少しずつレースも再開されそうな雰囲気があるので、ここも意識したいですね。

一番の練習は間違いなく新潟のモンスター達と一緒に走ることです(笑)

 

まとめ

photo by Kazutaka Inoue

 

コロナウイルスの状況や悪天候などで出走するか最後まで迷いましたが、結果的には出て良かったです。

これで落車でもしてたら後悔してたと思いますが(笑)

まずはとにかく無事に走り切ることが出来て本当に良かった。

 

賛否両論あるなかで勇気を持って開催を決断し運営してくれたLink TOHOKUさんをはじめ、スタッフやボランティアのみなさん、葛尾村のみなさん、本当にありがとうございました。

写真撮影をして頂いたカメラマンさんも、ありがとうございました。写真使わせて頂きました。

運営もおもてなしも、とても素晴らしい大会でした。

また是非参加したいと思います。

レースに参加された選手、応援の方々も、お疲れ様でした。

こうして少しずつレースが再開されて、またモガき合うことを楽しみにしています。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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