今日は新潟県Zwiftミートアップレースの第1回目。
ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました(^O^)/
クラスBは実況、クラスAは自身で参戦しました。
どちらも自分目線でのレポートを書きましたので、もし良かったらご覧ください。
新潟県Zwiftミートアップレースの概要については、以下のリンクをご参照ください。
目次
クラスBレースレポート
まずはクラスBのレポートです。
クラスBは47名の方からエントリーして頂きました。
FTPが3~4w/kgの方を対象としたクラスですが、非常にレベルの高いレースであったと思います。
今回のコースはWatopia Flatを4周(スタートから5km地点まではローリング)。
ほぼド平坦のコースでどのような動きがあるのか。
スプリンター有利なコースですが、スプリントに持ち込ませたくない選手達のアタックや逃げが注目です。
レース展開
リアルスタート後、すぐにペースアップが掛かります。
いきなり1%のつづら折り区間であったこともあり、早くも集団は縦長な状態で人数を減らしていきました。
前方では散発的にアタックが掛かり、集団はなかなか落ち着きません。
スプリントポイント後の短い登りは5~7倍でこなしていたようです。
1回目のスタートゴールラインを通過した時点で既に20名ほどだったでしょうか。
バーチャル新潟県選手権にも参加してくれたIIBOSHI選手(小学5年生)が積極的に集団を牽引していたのが印象的でした。
若い選手ですがとても力のある選手ですね!
ニューヨーク在住のシンガーソングズイフターのタムロリエさんもこのペースにしっかりと付いて行きます。
2周目は少し落ち着き、海底トンネルを抜ける登りでも動きはありません。
が、その後の未舗装路区間でもえまぐろがアタックしたようで、IIBOSHI選手やc.endo選手が反応します。
すぐに吸収されてしまいますが、この動きでまた集団は縦長な展開となります。
その後のちょっとしたアップダウンで少しずつ人数が減っていきました。
3周目に入る時点で15人ほどとかなり絞られました。
そして海底トンネルを抜ける登りでいよいよペースアップが掛かります。
Nanba選手、IIBOSHI選手、Kaneko選手などを中心に7~8倍で登っていきました。
未舗装路区間ではもえまぐろが踏みやめずに集団後方へダメージを与える動きをしています。
サポートして頂く事になったSarisのスマートトレーナーが踏み込んだパワーをしっかりと反応良く受け止めてくれ、調子が良いようでした(笑)
続いてつづら折り区間ではIIBOSHI選手がアタック。
しばらく単独で抜け出す形となります。
積極的な動きが素晴らしいですね。
この動きで集団が活性化。更に人数が絞られました。
IIBOSHI選手は吸収となりますが、4周目に入る時点で10人ほどとなります。
いよいよ最終周。
海底トンネルを抜ける登りでもえまぐろがアタック!
Nanba選手等もほぼ同じタイミングでアタックを掛けていきます。
この動きには全員が反応。8~9倍ほどで登ります。
しかしここでは集団は絞られませんでした。さすがここまで残っている選手達というところ。
その後は更にIIBOSHI選手がアタック!本当に積極的です。
おそらくIIBOSHI選手やもえまぐろはスプリントに持ち込ませたくないということでしょう。
IIBOSHI選手、Nakamae選手、Kobayashi選手の3名で抜け出す場面もあり、これは!?という動きでした。
そこにKaneko選手、Nanba選手、takeuchi選手、もえまぐろが合流して7名の先頭集団となります。
ikeda選手、KAJINO選手、sakuma選手はここで少し遅れますが、協調して追い付くことができました!ナイスガッツです。
この10名で最終局面を迎えます。
スプリントポイント後の登りは6~7倍で登るものの、決定的なアタックは掛かりませんでした。
しかしKAJINO選手が遅れてしまい9名となります。
アップダウンでは動きが無く、9名でのスプリント勝負となりました。
いち早く動いたのはtakeuchi選手。10倍ほどでロングスプリントを仕掛けます。
そこにKobayashi選手が反応しますがtakeuchi選手が先行。
このまま行くか!?と思ったところ後ろからズバーンとKaneko選手のスプリントが炸裂!
2人を捲くってKaneko選手が優勝!!
素晴らしいスプリントでした。おめでとうございます!
最終リザルトは、
1位 KANEKO
2位 TAKEUCHI
3位 NAKAMAE
4位 KOBAYASHI
5位 NANBA
※敬称略
となります。
皆さん、本当にお疲れ様でした!!
所感
はじめにも書きましたが、クラスBとは言え非常にレベルの高いレースであったと思います。
ほぼド平坦という単純なコースだからこそ難しく面白い展開がありました。
積極的に仕掛ける選手が多く、見ている方もかなり楽しめたレースでした。
コース的には平坦基調の方が誰にでもチャンスがあって展開も生まれやすく面白いかなと思います。
キツイ登りを入れてしまうと勝負所がハッキリとしてしまいます。
とは言え、平坦ばかりでもスプリンター有利になってしまうので様々なコースを考えていこうと思います。
また、もっと多くの方が楽しめるように、もう少しクラスを細分化する必要があるかも?と思いました。
そのへんは回数重ねる毎に改善していけたらと思います。
参加された皆さん、本当にありがとうございました(^O^)/
クラスAレースレポート
さて、次は自分自身が参加したクラスAのレースレポートとなります。
クラスAは34名の方からエントリーして頂きました。
コースはBと同じくWatopia Flat。これを5周です(スタートから5kmはローリング)。
強豪選手が多く集まり、ZwiftPowerでの日本人ランキング50位以内に入るような方がたくさんいらっしゃいました。
もちろんZwiftPowerのランキングに関係なく強い選手もたくさんいます。
相当ハイレベルなレースが予想されました。
レース展開
今回の自分の作戦は「アタック&エスケープ!」でした(笑)
理由はいくつかあります。
・スプリンター有利なコースで自分が勝負するには自分から仕掛けてスプリンターを振るい落とす必要がある。
・チーム新潟として考えるとスプリントに強いMGW選手とAbe選手等がいるため、アシスト的な動きも兼ねている。
・とにかくレースを盛り上げたい!
という感じです。
もうとにかく何度も何度もアタックしてやろうと思っていました。
リアルスタート後、さっそくファーストアタックを仕掛けます。
そしたらチームメイトのSaito選手とohno選手もアタックしていました(笑)
まぁ、予想していましたが・・・笑
他にもファーストアタックで逃げたい方が何人もいて、これは決まりません。
これも予想済みです。
その後もOJISAN選手等のアタックがあり集団はなかなか落ち着きません。
スプリントポイント後の登りは7~8倍のペースではあるものの、10倍を超えるようなアタックはありませんでした。
2周目に入ったところで2度目のアタックを仕掛けます。
登りでのアタックより、こういった普通の平坦でのアタックが決まりやすかったりします。
ここは単独での抜け出しとなりますが、そのまま踏みます。
集団も容認してくれたようで、逃げが出来・・・・ません!
何故かチームメイトのohno選手がペースアップして集団を引き連れてきました・・・(笑)
リアルに「なんでやねん!」と呟きました()
もう1回じゃい!という事で海底トンネルを抜ける登りで3回目のアタック。
はい。ohno選手と同時にアタックしました(笑)
示し合わせたかのような動きでしたが、事前の取り決めは全くありません。
しかもこれ、「よっしゃ一緒に行こう!」って感じではなく、それぞれ自分が逃げたいだけの動きという・・・笑
ここでも逃げが決まらず、集団を活性化させた程度に終わります。
しかし未舗装路区間でJ.I選手、Sandman選手がカウンターアタック!
これにMGW選手もブリッジします。
ここがめちゃくちゃキツかった!
強力な3名の動きを逃がさんと集団も活性化。一気にペースが上がります。
2回続けてアタックしていた自分は回復が追い付かず、かなりしんどい状況でした。
何とか集団後方にしがみ付いて事なきを得ますが、ここで「やっぱり今日はレベル高ぇ(;´Д`)」と悟りました。
スプリントポイント前で集団はまた1つになります。
短い登りではAbe選手が軽く踏んで抜け出すなど、調子の良さを伺わせていました。
逃げるつもりはないようですぐに吸収し、3周目に入ります。
ここで4回目のアタック。
SATO選手が反応してきました。
これはありがたい!1人逃げよりずっと強力です。
しかし先頭交代をして貰えない模様。しんどいのか、作戦なのか。
後で聞いたところ「逃げを潰す動きでした」とのこと。
やられました・・・。
一時的に集団と10秒差ほどのギャップを得ますが、それ以上は広がりません。
海底トンネルを抜ける登りでUchiyama選手がブリッジするようにペースアップ。
Uchiyama選手だけ来てくれればとても心強かったのですが、この動きで集団も一気に活性化。
未舗装路区間で吸収されてしまいました。
つづら折り区間でKAWASAKI選手がアタックして単独で抜け出します。
そこからSandman選手、OJISAN選手、Uchiyama選手がブリッジを試みます。
これは!と思い、キツイですが自分も乗っかります。
OJISAN選手やSandman選手が積極的に前を引きますが、残念ながら集団に吸収。
かなり脚を使いました・・・。
スプリントポイント後の登りでは決定的なアタックは無く、集団のまま4周目へと入ります。
ここで5回目のアタック。まだまだ諦めません。
単独での抜け出しとなり、さすがに少ししんどいです。
「だれかきて!」とヘルプを求めます。
それに応じてくれたのがOkabe選手!
ブリッジ成功!ナイスジョインでした。
とても勇気の要るブリッジに力を貰います。
しっかりと先頭交代もしてくれて良い感じにローテが回ります。
これは結構逃げられるかも!
と思いましたが甘かったです。
集団前方でSandman選手が牽引し始めて差が詰まります。
そして海底トンネルを抜ける登りで集団が一気にペースアップし、吸収されてしまいました。
登りの途中での吸収だったので、速度差で一気に抜かれないように踏みながら吸収されました。
さすがにこのコース、このメンバーではなかなか逃げが決まりません・・・。
いよいよ脚も削られて(自分で削って)結構しんどいです。
しかし集団もそれなりに脚は使っているはず!
そろそろ逃げを容認してくれるかもしれません。
という訳でつづら折り区間で6回目のアタック。
すぐにKAWASAKI選手が反応してきます。
しかし追い付かれ際に速度差があり、少し間を空けてしまいます。
これは痛いミス。上手くドラフティングに入れず脚を使ってしまいました。
しかも集団もやはり逃がしてはくれず、あえなく吸収となりました。
さすがにもう何発も打てる脚は残っていません。
ここからは勝負所を見極めるように方向性を変えます。
そしていよいよ残り1周。
ここからはどんなアタックも決定打になりかねません。
とは言え、すべてのアタックに反応する脚はもう残っていません。
細心の注意を払いながら集団に潜みます。
集団もお見合い状態なのか全く動きがありません。
海底トンネルを平和に終えて不気味です。
しかしつづら折り区間で今まで潜んでいたMatsuki選手がアタック。
マツケンさんことMatsuki選手は強豪中の強豪です。
これにIwai選手が反応します。
さすがにこの動きは逃がす訳にはいきません。
集団も活性化して追走します。
自分はここまで動きまくったツケがきていてかなりしんどかったです。
何とか集団最後尾にしがみ付きます。
この動きで数名が遅れ、集団が更に絞られます。
前ではAbe選手、miura選手、Iwai選手の3名が飛び出しています。
しかし3名も本気で逃げようという感じは無かったようです。
集団もすぐに追い付ける差をキープしつつスプリントポイント後の登りへ。
ここは勝負所。集団全体がペースアップします。
そんな中でOJISAN選手が元気で、登りを先頭で駆けあがって行きます。
これにJ.I選手とAbe選手が合流。
集団と少しだけ間が空きますが、すぐに吸収されます。
そしていよいよゴールスプリントへ。
自分はもういっぱいいっぱいでしたが、とにかく最後の力を振り絞ります。
スプリントはAbe選手がやや早駆け気味に踏んだあと少しペースを落としますが、これで集団とギャップが出来ます。
少しお見合いしてしまったでしょうか。
その隙をついてAbe選手がスプリント開始。
次いで集団もスプリントを開始し、一斉にモガきます。
しかしAbe選手のスプリントが強い!!
アイテムも無しに17倍ほどのスプリントを10秒以上キープしています!
MGW選手がエアロブーストで追いすがりますが、Abe選手がそのまま先着して優勝!!
素晴らしいスプリントでした。
ちなみにAbe選手は新潟県在住の高校生で、実業団E1で走っています。
スプリントを得意としており、クリテリウム等ではE1で入賞するくらい強力なスプリンターです。
今回も圧倒的なスプリントだったと言って良いと思います。
Abe選手優勝おめでとうございます!
最終リザルトは、
1位 ABE
2位 MGW
3位 SATO
4位 J.I
5位 KAWASAKI
※敬称略
となります。
皆さん、本当にお疲れ様でした!!
ちなみに自分は7位ゴールでした。
何度も何度もアタックして逃げを試みた後でのスプリントはさすがにいっぱいいっぱいでした。
が、アタックの動きもスプリントでの7位も満足しています。
新潟勢がワンツーフィニッシュという事で、アシスト的な役割も果たせたのでは無いかと思いました。
ありがとうございました。
所感
予想通り、非常にハイレベルなレースでした・・・。
自分から積極的に動いたせいもありますが、集団のペースに付いていくことがやっとという場面もありました。
大腿四頭筋がビキビキと悲鳴を上げ、焼け付くような感覚を味わう事が出来ました。
恐らく自転車人生で一番アタックをしたレースだったかと思います。
総じて自分自身のレースとして大満足です。
そして、多くの強豪選手とバチバチやり合うのは本当に楽しかったです。
クラスBの所感でも書きましたが、今回はほぼド平坦のコースというところが難しくもあり面白くもあったと思います。
今後もなるべくご参加の皆さん全員が楽しめてチャンスのあるようなコースを用意出来ればと思っています。
クライマー脚質な自分としては、もう少し登りがあるとありがたいのですが・・・笑
まとめ
第1回新潟県Zwiftミートアップレースが無事に終了しました。
ご参加頂いた皆さん、視聴者の皆さん、実況陣にも楽しんで頂けたのではないでしょうか?
YouTubeのチャット等で応援して頂いた皆さんも、本当にありがとうございました。
皆さんに改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました!
そして、共に企画・開催をして頂いたサイクルワークスFin's店長の遠藤健太さん、ありがとうございました。
今後も新潟県はもとより全国の自転車業界を盛り上げていけたらと思います。
皆さん、今後ともよろしくお願いいたします!
次回は1月下旬に開催予定です。
ぜひお気軽にご参加くださいね(^O^)/
YouTube配信のアーカイブは以下のリンクです。
ぜひご覧ください。
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新潟県ZwiftミートアップレースクラスB実況配信(12/27)
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