第3回新潟Zwiftミートアップレース【レースレポート】

さてさて皆さんお待ちかね?のレースレポートです。笑

今回も新潟Zwiftミートアップレースにご参加頂きありがとうございました!

全クラス合わせて約120名の方に参加して頂いたようです。

レースもYouTubeのコメントも盛り上がって、とても楽しいレースになりました。

自分は今回出走しませんでしたので、実況側として各クラスのレースレポートをお届けします。

目次

コース

今回のコースはTick Tockを2周の約36.8km。

全クラス、コースも周回数も同じとなります。

このコースはほぼド平坦ですが、砂漠の出口に少しだけ登り区間があり、その後すぐ下り区間となります。

あとはほぼフラットと言って良いでしょう。

典型的なスプリンターコースです。

しかしそれがハッキリとしているだけに、スプリントに持ち込みたくない選手達の動きが注目されます。

逃げを狙うのも良いですし、何度もアタックしてスプリンターに追わせて脚を削るのも良いですね。

と言うか、そういう動きをしなければスプリントに持ち込まれる可能性が高いです。

ド平坦だからこそ作戦や展開に幅があって非常に難しいと思います。

Bクラスレースレポート

BクラスはPWR2.5~3.5という区分になります。

約35名の方からエントリーして頂きました。

ありがとうございます!

クラスを細分化した事もあって、各クラス実力が拮抗したレースが観られました。

レース展開

ではレース展開を追っていきましょう!

スタートから5kmまでは2倍でグルーピング。

そして概ね5km地点でリアルスタートとなります。

今回からBクラスとAクラスはリアルスタート後しばらくは5倍を上限とさせて頂きました。

どっかんスタートで即千切れてしまう方を減らし、なるべく多くの方に楽しんで貰うためのルールとなります。

皆さんにご協力的頂き、とても紳士的なスタートとなりました。

しばらくして5倍制限解除を掛けましたが、ここからは1人の選手による独壇場となります。

はい、Ayanaちゃんです。

水谷彩奈ちゃんは新潟県在住のサイクリストで、昨年のシクロクロス全日本選手権女子U17で優勝しています。

全日本チャンプです!

そのAyanaちゃんが先頭をガンガン牽きます。

1周目の砂漠出口では若干名の脱落者はありましたが、レースは大きく動きません。

下って海底トンネル。

またAyanaちゃんがガンガン牽きます。

海底トンネルの出口でYamazakiさん等が前に上がっては来るものの、またすぐにAyanaちゃんが前に出ます。

概ね4.5倍前後で牽き続ける機関車っぷり。

(※おそらくAyanaちゃんはFTP3.5以上余裕であると思いますが、女性(しかもまだ中学生)なのでBクラスでOKとしました)

「誰も前には出させんぞ」という気迫を感じます。。。笑

途中、タムロリエさんが通信落車をしかけますが、何とか集団に復帰する事が出来ました。

ナイスガッツです!

Ayanaちゃんが男達を率いているかのような画に、あー子さんが

「ジャンヌダルクのようですね」

というコメント。笑

これはもう、「新潟のジャンヌダルク」ですね。笑

さすがに女子に牽かせ続ける訳にはイカン、という事でしょうか。

KAJINOさんが度々ペースアップを試みます。

KAJINOさんはパワーの絶対値が高く、340Wほど出しています。

これは平坦に強い選手ですね。

これにYamazaki選手が同調し、更にペースアップを図ります。

しかし集団に大きな動きは無く、そのまま2周目の砂漠出口へ向かいます。

ここが勝負所でしょうか。

Hasegawa(よすけ)さん、ikさん、ebiさん等が先頭でペースを上げます。

この動きで集団が縦に伸びてセレクションが掛かりました。

Onozukaさんやタムロリエさん等が遅れてしまいます。

やはり勝負所の登りとなりました。

そしてまたAyanaちゃんが前へ。笑

集団は10名前後となり、最終局面へ向かいます。

もうホントずっと牽き続けていて強かったので、さすがに次からAで走って貰いましょうか・・・。笑

 

残り2.4kmほどでClioさんがアタック!

これにKAJINOさんが反応し、集団と少し差をつけることに成功します。

協調すれば2人逃げ切りもあるか!?

と思われましたが・・・

Ayanaちゃんの牽引で集団が合流します。笑

残り400mを切ってスプリント開始!!

Diegoさん、ikさん、ebiさんが抜け出して・・・!

勝ったのはDiegoさんでした!!

素晴らしいスプリントでした。おめでとうございます!!

 

正式リザルトは、

Bクラス

1位 Diegoさん

2位 ebiさん

3位 ikさん

4位 Clioさん

5位 よすけさん

以上となります。

みなさま、お疲れ様でした!!

所感

今回もBクラスとはいえとてもハイレベルなレースであったと思います。

やはりド平坦のコースという事でどう動くかが難しかったのではないでしょうか?

何もしなければスプリンターに持って行かれてしまう。

しかしド平坦では逃げを作る事も難しい。

逃げたい場合は同調してくれる選手がいるか、という部分も大きいですよね。

 

そんな中で2周目の砂漠出口の登りではしっかりセレクションが掛かり、集団を絞る動きがみられました。

ゴールまで残り2.4kmほどの地点でもアタックが掛かり、ただのスプリントにはさせまいという意識を感じました。

最終的には集団スプリントとなり、スプリントに強い選手が勝ったのではないかと思います。

さながら本場のロードレースのような駆け引き、動きがありとても楽しいレースでした!!

 

Ayanaちゃんの漢(?)引きには散々触れたのでここでは割愛します。笑

改めましてBクラス参加の皆さんお疲れ様でした!

ぜひまたご参加ください(^O^)/

Aクラスレースレポート

さてお次はAクラス。

AクラスはPWR3.5~4.5という区分です。

エントリー数は約59名と3つのクラスで最多です!ありがとうございます!

実力が拮抗しつつハイレベルなレースになる事が予想されます。

レース展開

Aクラスもリアルスタート後しばらくは5倍上限です。

こちらも皆さんのご協力により紳士的なスタートとなりました。

しばらくして5倍上限解除。

と同時にKanekoさんがアタック。

と思ったら直後に通信落車・・・。笑

完全に一発屋じゃないですか。笑

 

その後は集団のペースは落ちないものの大きなアタック等は無く砂漠出口の登りへ。

ここでohnoさんがアタック!

しばらく1人で先行しますが、下りで吸収されてしまいます。

しかしこの動きで集団もペースが上がり、数名が脱落したようです。

ohnoさんは海底トンネル入り口でもアタックするなど積極的に動きます!

今日はアルコールを控えていたのか!?笑

 

海底トンネル出口ではペースアップがあるものの大きな動きはありません。

トンネル抜けて右に曲がって砂漠へ向かう橋。ここで・・・!

arkstrongさんがアタック!しかもエアロ使っとる!

これは良い逃げの動きかーーー!?

と思ったらすーーーんと踏み辞めてDNFしていました。笑

いやこれも一発屋やないかーい!

 

arkstrongさんの動きに反応したKobayashiさんがそのまま抜け出し、少し集団と差をつけます。

しかしすぐに吸収。

 

砂漠区間でまたもohnoさんがアタック。

5倍以上で踏み続けますが、集団は容認せず間もなく吸収。

その後はHAMAさん、Kobayashiさん、Muroiさん等が積極的に集団前方で展開しますが、大きな動きはありません。

2%ほどの緩い坂でohnoさんのアタックを皮切りにペースアップが掛かります。

hammerさん、HAMAさん、とっつぁんさん、Okabeさんらがやや先行します。

集団が吸収すると同時にKobayashiさんがカウンターアタック。良い動きです。

しばらく5倍以上、450Wほどで踏み続けます。非常にパワーの高い選手ですね。

このハイパワーでしばらく逃げますが、砂漠出口前に吸収となりました。

そして砂漠出口の登り。

またもやohnoさんが積極的にペースアップ。

集団が縦に伸びます。

やはり数名が遅れ、下りで合流できずに脱落してしまいました。

 

その後しばらくは動きなく、海底トンネル出口へ。

ここも数少ないアタックポイントですね。

ここでOnchiさんがアタック。

先頭でトンネルを抜けますが、逃げるまでは至らず。

集団も縦に伸びますがすぐにまとまります。

右に曲がった橋でOHASHIさんやKobayashiさんのペースアップがありますが集団は崩れません。

UETKさんもカウンター気味に飛び出しますが、集団が容認してくれません。

最終局面に向けて動きが活発になってきました。

この再三のペースアップで数名が脱落してしまいます。

集団は20名弱でしたでしょうか。いよいよ砂漠に入って行きます。

 

残り1.8kmほどのところでBuriさんとJACK RYOさんがペースアップ。

JACK RYOさんはエアロブーストも使っています。ここで使って良いのか!?

と思ったら後ほど「ゴールを間違えていました」とコメントがありました・・・。笑

吸収されてしまいますが、この動きから更に集団が活性化します。

残り1kmほどでohnoさんが早掛けアタック!

少し差をつけますが、さすがに射程圏内。

残り400mほどから一気に集団スプリントが始まります。

スプリントの強いOkabeさんがやや早めに掛けますが・・・!

NAKAさん、oshioさんも速い!!

そして最後は圧倒的なスプリントをみせた・・・・

NAKAさんが優勝!!!

おめでとうございます!!

他を寄せ付けない素晴らしいスプリントでした!

 

正式リザルトは、

Aクラス

1位 S.NAKAさん

2位 Okabeさん

3位 Onchiさん

4位 Oshioさん

5位 Sugimotoさん

以上となります。

みなさま、お疲れ様でした!!

所感

やはりAクラスも実力の拮抗したハイレベルなレースとなりました。

積極的なアタックが多く、とても見応えのあるレースでしたね!

しかししかし、Bクラスと同様に最後は集団スプリントとなりました。

おそらく全員がそれなりに脚を削られた中でのスプリントだったのでは無いかと思います。

そこで他を寄せ付けない圧倒的なスプリントで優勝したNAKAさんは強かったですね!

改めまして、Aクラス参加の皆さんお疲れ様でした!!

次回もお待ちしています(^O^)/

Sクラスレースレポート

さて、いよいよSクラスです。

SクラスはPWR4.5以上。当然のように5倍以上の方も沢山います。

言わずもがなハイレベルなレースとなるでしょう。

レース展開

Sクラスはリアルスタート後の5倍制限はありません。

最初っからドンパチやっちゃって下さいという感じです。

という訳ではいドーン!!

リアルスタート直後にドカンと掛かります。

ZWCのAbekiさんも参加して頂いたのですが、早々に通信落車となってしまいました。残念・・・。

そうこうしてるとSasauchiさんがアタック!

恐らく今レースPWR最高値を持つ選手です。20分5.88倍とか(;´Д`)

しかしKUDOさん、IIBOSHIくん等が先頭付近におり、逃げは容認しません。

全日本シクロクロスマスターズ40代2位、年間1位のYoshimasaさんもアタック!

さすがの強さです。

しかしすぐに吸収。

と同時にSasauchiさんアタック!

序盤はこのように誰かがアタックしては吸収され、また誰かがカウンター気味にアタック、という動きが続きます。

SasauchiさんのアタックはKUDOさんやFocus OJISANさんの牽引によって吸収となります。

今度はinaさんとKobayashiさんがカウンターアタック!

目まぐるしく展開が動き続けます。

しかもここは砂漠出口の登り区間。集団後方にいると非常にきついです。

Kobayashiさんがそのまま強烈に登り区間を牽引しますが、なんと集団から脱落者はゼロ。

これぞSクラス・・・。

海底トンネル入り口で前回優勝者のmiuraさんがペースアップ。

が、抜け出すには至らず。

息つく暇がありません。

Focus OJISANさんも毎度の事ながら積極的に動きます。

トンネル出口では一瞬Kanekoさんが飛び出します!

Aクラスで通信落車DNFしたので急遽Sクラスに出て頂きました。

しかしすぐに吸収。ありがとうございました。笑

 

橋でIIBOSHIくんが前へ!

なんとSクラスでも普通に走っています。すごいですね!

しかしKobayashiさんが「アタックはこうやるんだよ!」と教えるかのように逃げを打ちます。

そしてKNTさんがKobayashiさんに単独ブリッジ!良い動きです。

しっかりと協調してローテーションを回します。

最大10秒差ほど集団から稼ぎますが、スタートゴール地点のあたりで集団もペースアップします。

inaさん、KUDOさん、Endoさん等が強く牽引していました。

これで2人を吸収。

と同時にまたもやSasauchiさんがアタック!

ZWCの波状攻撃が止まりません。

これに先ほどまで逃げていたKobayashiさんが単独ブリッジを試みます。

この動きは危険だと感じたのか、J.Iさんが一気に踏んで追い付きます。

さすがにこれは行かせてはいけません。集団もペースを上げて追い付きます。

今度はKUDOさんがカウンターアタック!!

いやマジで展開が目まぐるしい!

実況も追うのが大変です!!(そしてレースレポート書くのも大変です・・・!!笑)

間もなくKUDOさんを吸収して次はIIBOSHIくん!!

素晴らしい走りです。

これに対してまたもやKobayashiさんが大人の厳しさを教えにかかります。笑

バビューンと追い抜き単独先行。

しばらく単独で逃げますが、砂漠出口の登り付近で集団が活性化し吸収。

そのままの勢いで登りに入ります。

ここでもKUDOさんがペースメイク!積極的な走りです。

この登りでIIBOSHIくんが遅れてしまいました。

しかし素晴らしい走りでした。

 

下りから少し膠着状態へ。

集団は15名程度です。

トシゴローの心拍が120台な事に驚きを隠せません。笑

どんだけエコノミーに走っとるんや。

 

海底トンネル出口ではペースアップがあるものの大きな動きには至りません。

橋でIwabuchiさんがアタック!

これとほぼ同時にKobayashiさんが「ちょっと行ってくるわ」とコメント。

トイレかコンビニにでも行くんですか、っていう軽い感じ。笑

サクッとIwabuchiさんに追い付き、2人の逃げが出来ます。

集団も逃がすまいとすぐに吸収しますが、Kobayashiさんはそこから更に踏み直したようで少し先行します。

もう勝負は最終局面。このまま逃がす訳にはいきません。

そこでKNTさんが、

スプリントをトシゴローに託してアシストを買って出ます。

この動きでKobayashiさんを吸収し、一気に残り600m!

ここもトシゴローのチームメイトで監督のNumaさんが早掛け!

NGTのチームプレイが発揮されます!

これをSasauchiさんがチェック。

ハイペースなままいよいよゴールスプリントへ!!

有力なスプリンター勢が一気に掛けます!

トシゴロー、J.Iさん、Daikyoさん、SATOさん、KNTさんらの混戦スプリントを制したのは・・・!!!

Daikyoさん!!!

優勝おめでとうございます!!!

命を燃やした鬼気迫るスプリントでした!!

 

正式リザルトは、

Sクラス

1位 Daikyoさん

2位 J.Iさん

3位 Toinakaさん

4位 トシゴロー

5位 SATOさん

以上となります。

みなさま、お疲れ様でした!!

所感

これぞSクラス!というめちゃくちゃハイレベルなレースでしたね!

観ている方も手に汗握る展開となったのではないでしょうか。

アタックに次ぐアタック、カウンターに次ぐカウンター。

ド平坦コースだからこそこのような展開となったのかもしれません。

そして最後はやはり集団スプリント。

強豪スプリンターの中で唯一、勝利の女神(エアロブースト)を味方につけたDaikyoが制しました!

チーム名のとおり15秒でオールアウトさせるような、命を燃やすスプリントでしたね。

改めまして、Sクラス参加の皆さんお疲れ様でした!!

次も白熱したバトルをしましょう!!

まとめ

今回はクラスを3つに細分化し、より多くの方に楽しんで頂けるよう工夫したつもりです。

いかがでしたでしょうか?

少しでも楽しかったと思って頂けたら幸いです。

配信も休憩を挟みつつ約4時間に及ぶ長丁場となりましたが、ご視聴頂きありがとうございました。

YouTubeのコメントも大いに盛り上がったと思います。

実況に加わって頂いたあー子さんもありがとうございました(^O^)/

さて次回のレースは3月中旬を予定しています。

おそらく次回で新潟Zwiftミートアップレースは一区切りとなるでしょう。

ぜひご参加くださいね!

ではでは!またお会いしましょう~~!!

 

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