りゅーじです。
第29回ツール・ド・おきなわ2017市民レース100kmアンダー39
に参戦しました。
今回が初めてツールドおきなわ。100km超えのレース経験も浅いので、とりあえず100kmにしました。
メカトラがありながらも7位に入ることが出来ました。
お役に立つかは分かりませんが、レースレポートをお届けします。
レースレポート
行程
0400起床
0430ホテル発
0510くいなエコ・スポレク公園着
0530国頭村リゾート着、バイク積み込み
0600国頭村リゾート発
0645奥共同売店(スタート地点)着
1010スタート
目標、作戦
目標は10位以内。
作戦はとにかく温存しながら走ること。
羽地の登りを終えた頃に10人程度に絞って、スプリントで上位を狙えたら。
とは言え、付き位置はしない。きちんと前目前目で走ってレースすること。
危険回避の意味も含めて。
レースレポート
前日まで4日間バイクに乗っておらず、試走での調子は悪くなかったけど本番は未知数。
体調的には万全と言うほどではなく、多少の旅の疲れを感じていた。
前日に食べ過ぎたのか緊張からか、朝ご飯もなかなか喉を通らず。
頑張ってパンを頬張り、軽量化は順調に。
オーバー40に出場するチームメイトのksgさんと整列前まで談笑して、プロの210kmや女子国際のスタートを見送って整列へ。
整列はシードの選手よりやや後方で、かなり前目に位置取れた。
市民210kmの選手を見送り、いざスタート。
奥の登りは途中までローリング。しかも市民210kmの遅れた選手たちが前にいて、半ばニュートラル状態。
この隙にするすると前に上がって行く。
程なくして先頭付近へ。
脚をほとんど使わずこの位置に来られたのは大きい。
リアルスタート後もそこまでペースは上がらず、楽々と。
むしろその後の下りと平坦が怖いので早めに上がっておきたかった。
その予感は的中し、下り切って海岸線の平坦で大規模な落車が発生。
自分の左前方で発生したが、何とか右端に避けられた。
これで一時的に先頭集団は30名ほどに。。。
周りもざわつき、中には『後ろはもう終わったな』的な事を言う選手もいたような?
しかし自分はそうは思ってなくて、確かに大規模な落車でかなりの人数が巻き込まれたけど全体では400人近くいる訳で。
その中には有力選手もいるだろうから必ず復帰して来るだろうな〜と。
落車を免れた先頭集団もペースを上げようとはしてなかったし。
それにこんなんで有力選手が潰れて、棚ぼた的に勝っても。。
それもレースなんだろうけど、自分は今回勝ちに拘ると言うよりは自分の実力を試したい気持ちの方が大きかった。
そんな事を思ってると普久川ダムの登り前には後方からどんどんと選手が復帰し、集団が少し大きくなっていた。
そして普久川ダム。
少し登ったところで竹芝の宿谷さんがアタック。
落車に巻き込まれたみたいだけどやっぱり戻ってた。
明らかに強いのは分かってるので集団も『1人で行かせろ!最後まで持たない!』的な声があがって、続く選手はおらず単独逃げが出来る。
その後は追走の動きなどは無く、淡々と登り切る。
普久川の登り 19:15、238w
パワー的には大した事無いんだけど、何となく心拍が上がって心窩部が苦しい。
ここであまり調子は良くないと思う。
そう言っても仕方ないので後半上がって来る事を祈るのみ。
下りではRXの國見さんの後ろに付いたりする。
序盤から前目にいて、さすがRXと言う感じで一緒にいると走りやすい。
そして脚を使わずに高江の登りへ。
高江の登り(学校坂) 16:13、231w
ここでも大きな動き無し。
しかし先頭付近の自分の右後方から武井亨介さんが『レースしようぜえ〜レース〜!』と言いながら上がって来る。
げ!ついに来た!
事前にチェックしてたけどここまで姿は見えず(分からなかっただけか?)、落車に巻き込まれたのかと思ってた。
國見さんと『どうします?』『行かせましょう。笑』『ですよね。笑』と言った会話をする。
そうしていると武井さんが降りて来て
武『久しぶりのレースは楽しいね〜』
國『武井さん100kmなんて出ちゃダメですよ。高岡さんも言ってました。笑』
武『良いじゃ〜ん』
自分『ホントですよ。井上和郎さんもいますしね』
武『え!和郎いんの!?』
『(後ろを向きながら)おい和郎〜!いんの〜!?レースしようぜえ〜!』
他の選手『井上さんはバルバの方と走ってるみたいです』
武『なんだよ〜。皆も俺と和郎が走るの見たかったでしょ?』
一同『苦笑い』
なんて会話が繰り広げられた。笑
でも確かに、事前に武井亨介さんと井上和郎さんが出ると知った時からゼッケンナンバーをチェックしていた自分からすると、2人が一緒に走って自分もそこにいると言うシチュエーションを望んでいた。
井上さんはバルバの引率?的な役割なのか先頭集団には来ないので残念だったが、武井さんの走りを間近で見られるのはありがたい。
そんな武井さんを中心としてアップダウンの区間をこなして行く。
『逃げを捕まえるまでは回そうね』と武井さんが声をかけてくれて、集団が回り始める。
ここで自分のバイクに異変が。
下りで何かギアが足りないな〜と思ったらトップ側数枚入っていない。。。
追い風で下り基調のアップダウン、これは痛い。
とてもじゃ無いけど先頭は回せないので、申し訳ないけど後退。
高速の下りと平坦はクラウチングポジションを使ったり150回転くらい回して何とか付いて行った。
途中で宿谷さんを吸収し、何とか有銘の登りへ。
有銘の登り 04:35、260w
ここでは目立ったアタックは無く、余裕を持って登れるペース。
その後のちょっとした登りで武井さんがアタックし、1人付いて行く。
悩んだけどここは容認。
しかしなかなか落ちて来ない。下手したら武井さんがこのままゴールまで連れて行っちゃうかな〜と思ったけど、羽地の登り前に吸収。
いよいよ勝負どころの羽地ダム。
羽地ダムの登り 04:58、276w
勝負どころと言っても5分5倍ちょっとなのでそこまで強度は高くない。
自分も先頭に出てペースを作るが、集団を崩壊させるような力は無かった。
結局羽地を終えてまだ集団は10人以上。
その後のアップダウンでも集団は小さくならず。
ここでも先頭付近を位置取るが、とにかく回さないといけなくてなかなかしんどかった。
イオン坂も動き無く、いよいよゴールスプリントへ。
トップ側4枚が使えない自分はここで万事休す。
動くならもっと早く逃げを打たなければいけなかった。が、脚と勇気が無かった。
せめて向かい風でギアを使い切らない程度の速度なら勝負出来たが、追い風で普通に走ってもアウタートップで行ける速度だったので、もはや、、、。
牽制は無いけどアタックも無く、10人ちょっとがひと塊りで残り500m。
こんな時に限って位置取りもそこそこ良く、スプリントしてみると意外と脚にも余裕が。
なんで逃げを打たなかったんだ・・・。やらない後悔よりやって後悔だろう。
最後の悪あがきで150回転くらい回すが、当然回し切ってしまい7位でゴール。
不完全燃焼感は否めないけど、とりあえずここまで勝負出来た事には満足出来た。
リザルト、データ、振り返り
リザルト、データ
02:57:07:189(+01秒911)
Ave:33.87kph、168w
NP:217w(約4w/kg)
振り返り
省エネはそこそこ出来たかと思うけど、ほぼ全ての登りを先頭付近でこなしたのはまだ改善点かもしれない。
集団でいる限り先頭で登り切る必要は無く、少しずつ位置を下げて温存しながら登る技術も必要と感じた。
今後140kmや210kmに出るならなおさら。
補給は上手く出来たと思う。
羽地前に脚がぴくぴくと来る場面もあったが、羽地は普通に登れたのでまだ余裕はあった。
スポーツようかん3つ、ジェル3つ、ボトルにマグオン一つずつ溶かして2本。
終始登りでは余裕を持って走れた。
が、もっと強ければスプリントでは無く独走やもっと少人数の展開に持ち込めたかもしれない。
まだまだ力不足。
それでも手応えは十分に感じたレースだったので、総括すると楽しいレースでした。
まとめ
一緒に100km走ってくれた皆さんがもし読んでくれていたら、本当にありがとうございました。
もし変な走りをしてしまっていたらすみません。
落車も何度かあって怪我をされた方もいると思います。
早期回復を祈ります。
そして運営スタッフの皆さん、応援して頂いた方々、本当にありがとうございました!
また来年、沖縄に帰って来たいと思います。
それではまた!