【レースレポート】第6回JBCF南魚沼ロードレース E1【りゅーじ】

前日のクリテリウムに続いて本日はロードレース!

南魚沼ロードレースは第6回目。

自分は2018年以来3年ぶり4回目の参戦となりました。

2015年E3で25位。

2016年E3で10位。

2018年E2で11位。

そんな感じで新潟開催のレースとして結果を出したいのに出せておらず、実は良いイメージが無い。

けど、今回は頑張りました。

機材、ウェア、サポート

バイク:S-WORKS VENGE 7.1kg(軽量化しました!)

ウェア:ONYONE 肚力 腱力

インソール:SOLESTAR ブラック

チューニング:WAKO'S チェーンルブ

スマートトレーナー:Wahoo Kickr V5(今週平日は全てZwiftで調整ライド。Zwiftレースで刺激入れもバッチリ)

サプリメント:つじトレーニングジム ミトロングV

ステッカー:C's design works

メンテナンス:自転車の駅サガミ

トレーニング管理:STRAVA

日頃からのサポート、本当に感謝致します。

リアルでもボトルはZWIFT!!RIDE ON!!

目標、展開予想、作戦

目標

目標は6位以内の入賞。

7月、E1に上がって初戦の石川ロードレースでは全く通用せずにボコボコにされた(25位)。

やっぱりE1は厳しいなと。

しかし当時はコンディション的には意図的に落としていた時期で、あれから調子は上がっている。

前日のクリテリウムでも調子は良かったし、良いイメージでレースに臨む事が出来た。

自分としては今シーズン最終戦なので、泣いても笑ってもこれで終わる!と言う開き直りもあった。

展開予想

1周約12km×7周の84km。

登りが約5分ほどとそれなりに長く、確実にそこでセレクションが掛かるだろう。

今回の左回りでは登りがやや緩斜面のため集団有利。

とは言えハイペースになれば結局はしんどい事に変わりなし。

登りでセレクションが掛かって毎周回人数を減らして行き、最終的には10人ほどの少人数の勝負になると予想。

その最終セレクションに残れれば6位以内が見えてくる。

下りもテクニカルなので中切れや落車に要注意。

 

要注意選手としては米谷さん。石川ロードでは登坂力が明らかに頭一つ抜けていた感じだった。

あとはRXの高岡さん、TTGミトロングVの中川さん、石川ロード優勝のMiNERVAasahi川勝さんあたりをチェック。

チームメイトのバンくん、フィンズのKNTさんアダッチーとも協力して行けたら。

作戦

おそらく自分からガンガン仕掛けて行くような力は無いので、基本は終盤まで集団待機。

下りを前方でこなしてそのままの勢いで登りに突入し、多少位置を下げながら登り切って温存したいところ。

米谷さんが序盤に単独もしくは2~3人で逃げた場合は容認するつもりでいた。ちゅーか付いて行けん。

中盤以降は少人数の逃げでも決まる可能性があるので、状況を見つつ行けそうなら逃げに乗りたい。

最後は10人以下のスプリントで6位以内に入れれば大成功。

レースレポート

スタートはアダッチーとともに30番手くらい?

KNTさんとバンくんはもう少し先。

 

スタート後いきなり登り。

しばらくしてリアルスタートが切られる。

早速飛び出す選手がいるがここは容認。

4人ほどが逃げ始める。

 

集団はそれなりに落ち着いていて、まずは1周目を慎重に走っている様子。

トンネルは試走時より灯りがしっかりとしていて問題なし。

ダムの奥で折り返してから徐々に位置を上げて、試しに下りを先頭で入る。

急坂の下りとほぼヘアピンコーナーの繰り返し。

安全マージンを取って下るが、後ろとは差が開く。

やはり地の利もあって下りは優位に動けそうだ。

2周目の登りも大きな動きは無く登頂。05:23 282W。

ダム湖の周回も難なくこなし、また下りを先頭付近で。

こういう展開ならあまり脚を使わずに済むが、集団の人数は減らない。

逃げとのタイム差は45秒程度だったと思う。

結構開いたな・・・。

 

と思っていると3周目の登りでペースアップが掛かる。

多分動いたのは米谷さん。

それに何人か反応して行ったのでこれは追わなければいけない。

みんな一斉にペースアップして前を追う。

なかなかしんどいが、まだ付いて行ける。

04:58 317W。

登り切ってからダム湖の周回もペースが落ちず、最初の逃げを吸収。

と思ったら米谷さんともう1人(後にRaphaの中里さんと確認)が更に逃げを形成している。

最初の逃げを吸収するところで集団のペースが緩んだ事もあり2人はどんどん差を広げて行く。

中盤に差し掛かるところではあったが、米谷さんが集団に残って登りでガツンとペースを上げられるよりはマシだと思った。

 

その思惑どおり、4~6周目は集団のペースがあまり上下せずに進行して行く。

ちょくちょくペースアップはあるんだけど、集団を崩壊させるほどでは無い感じ。

とは言え先ほどのペースアップ等で集団は随分とスリム化して20~30名ほどに。

中川さんや池川さんが積極的に牽引している印象。

他にも川勝さんやイナーメ中野さんらが先頭付近にいる。

バンくんやアダッチーも調子良さげ。

と思ったら・・・、5周目の登りの後だったか、ハスり落車に巻き込まれる形でアダッチーとバンくんが落車してしまう。

落車の原因になった選手は周りを見た際にふらついて前走者にハスった模様。

余裕が無くなるとそう言う行動をしてしまう事がある。

お互いに注意したいですね。

5周目完了時点で集団は15名ほどだったかな?

4周目登り 05:19 280W。

5周目登り 05:01 298W。

 

アダッチーはレースを降りてしまったが、バンくんは後に復帰。

6周目の登りでは自分よりも余裕ありげに登って行く。さすがだ。

6周目登り 05:18 284W。

中川さんもやはり強く、登りもダム湖周回も積極的に牽いている。

しかし集団全体としてのペースが上がり切らないのと、逃げの2名がかなり強力で差が縮まらない。

最大1分差は付いていたと記憶。

このままでは逃げ切られてしまう。

下りで高岡さん、池川さんらと少し抜け出して7周目へ突入。

 

泣いても笑ってもついにラスト1周。

ここで登り始めから高岡さんがペースアップ。

これには付いて行かないといけないが、反応できず。

AVENTURAの選手ともう1名(橋本さん※ZWC橋本兄の弟?)が付いて行くのが見えた。

自分は池川さんとともに追走するが、じわじわと離されて行く。

すると後ろから中川さんや中野さんが合流。

中川さんが登りを牽引して行く。

微妙~~~~な差のままなかなか前の3人との差が詰まらない。

中川さんが自分に檄を飛ばしてくれるが、既にレッドゾーンを大きく超えてしまっていてペースを上げる事が出来ない!

7周目登り 05:05 297W。

でも諦めない。

今回は「辛い時に笑う事」を意識していた。

この極限状態の中でそれを思い出す事が出来て、無理やり笑う。(はたから見たらとても笑っているようには見えない顔で)。

笑う事で脳をバグらせて、楽しいと勘違いさせる目的。

そうすれば辛いのに何故かまた踏めるって事があるかもしれない。

本当に限界で数回ローテを飛ばしてしまったが、回して行く内に奇跡的に回復。

マジで効果あるんか作り笑い作戦。

※この時の心拍数は200超えを記録。ホンマかいな・・・。

 

前方では高岡さんら3名の追走が米谷さん中里さんの逃げを吸収するのが見える。

こちらの追走も徐々に前との差を縮めて行き、ダム湖を折り返してからついに追い付く事が出来た。

これで6位以内入賞の可能性がぐっと高まった事に興奮する。

しかし追い付く前に高岡さんが更にアタックして独走へ。

少しの差であれば下りで単独で追い付いて最高の展開に持って行けるかもしれない。

まさか自分にもワンチャン優勝の可能性が!?

そう思って先頭で下りへ。

しかし高岡さんとの差は思ったよりも大きい。

最終局面で疲労困憊の中でも冷静に、かつ、やや攻めて下る。

後ろとは差が開いている。思惑通りだ。

あとは高岡さんに追い付けさえすれば!

 

んが、そこはさすがの高岡さん。下りも上手い。

全く追い付く気配は無い。

後ろから池川さんが追い付き、2人で登りへ突入。

2人ともやや牽制気味だったのと、正直もう脚が無かった事で少しペースが緩む。

そこに中野さんとAVENTURA美甘さんがジョイン。

高岡さんの逃げ切りが決まり、4人で2位争いのゴールスプリントへ。

最終コーナーを美甘さんの番手で抜けて、最後の力を振り絞ってモガく。

美甘さんが強く、届きそうもない。

後ろからは池川さんと中野さんが来てる。

どの辺にいるのか分からん!頼むから追い抜かないでくれ~~~!と思いながらゴール。

3位に入る事が出来た!

リザルト、パワーデータ

リザルト

3位/74名出走(完走40名)

TOP+00:04

ラップ順位は以下。

常に前方でレースを展開出来た。

パワーデータ

2:11:06 AVS38.46km/h AP215W NP249W MAX750W

反省

・3位入賞にとりあえず大満足。

正直言って3位に入れた事には自分でも驚きのリザルト。

ロードレースは展開があって、単純に脚力で言えば自分より強い選手はたくさんいたと思う。

特に最終周で前に追い付けたのは中川さんの力が大きかった。池川さんも強かった。

また、落車してしまった選手の中には、本来であれば最終局面に絡んでいただろう選手も。

だから一概には言えないけど、それでも今回の入賞は今年ようやくE1に上がって初戦の石川ではボコボコにされた自分にとって大きな成長だった。

 

・辛い時こそ笑顔、の大切さを実感。

人間って脳より行動が先行する事もあって、「楽しいから笑う」じゃなく、無理やりにでも笑う事で脳が「楽しい」と勘違いして、リラックスしたり、集中したり出来るらしい。

レスリングの伊調馨さん(だったかな?)が何かの番組でそう言っていた事を覚えてる。

で、たまたま今回は母映もそんな事を意識すると言ってたので、真似してみた。

そしたら(そのせいかは分からんけど)限界状態でも諦めずに食らい付く事が出来た。

たまたまかもしれないけど、自分の中で成功体験としてインプットしておこうと思う。

まとめ

昨日のクリテリウムに続いて、更に良い3位入賞という結果を残す事が出来た。

E1のレースで、しかも新潟開催での表彰台は本当に格別。

ラスト1周は限界を超えていたが、最後まで諦めない気持ちが表彰台に繋がったと思う。

自分の実力以上の力を出す事が出来たと思っている。

そういう意味でも、とても大きな成功体験になった。

またこれからも地道に努力を積み重ねていこう。

そしていつか表彰台のてっぺんに立ちたい。

最後に、大会を開催して頂いた新潟県車連の皆様はじめ、ボランティア等の方々には改めて感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

応援して頂いた方々もありがとうございました。

参加された皆さん、お疲れ様でした。

落車してしまった方のご無事と早期回復を祈ります。

 

〆はNice picなこれで。(修さんありがとうございます!)

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事