みなさん、こんにちは!女医サイクリストのもえまぐろです(*^^*)
日本初の女子インターナショナルチームHigh Ambition 女子サイクリングアカデミーに所属し、競技活動をしながら自転車の魅力や自転車×医療に関する情報発信をしています。
2021年5月15日(土)JBCF群馬CSCロードレースのレースレポート
今日の一言
ポジティブな姿勢でレースに挑む。
今日の重要なポイント
- 力の限り精一杯走ること。
- 気持ちで負けないこと。(苦しい・辛い・楽になりたい等の気持ちを振り払うこと)
- 次に繋がる走りをすること。
- 現状把握。
レース展開
小雨が降ったりやんだりする中、18名でスタート。
群馬CSCは後半に「心臓破りの坂」と呼ばれる1分程度の勝負坂を含むアップダウンが続くコースレイアウトで1周6㎞。今回は14周のトータル84㎞で争われました。
1 lap/14周
ローリングスタート。ヘアピンコーナーを過ぎたあたりのいつもの場所からリアルスタート。
前めの位置取りを意識して走ります。
1周目の心臓破りの坂から、岩元選手を中心にペースアップし、早くもついて行くので限界ギリギリ。まだ1周目なのにヤバい(;'∀')
この登りであっという間に集団は半分の9名になります。。
2 lap/14周
2周目もペースが速く、1周目のダメージを蓄積しながら走ります。そして、心臓破りに入る少し手前で集団からドロップ。まさかこんなに速いなんて…。
同じく心臓破りの坂で遅れたAventuraのやすえちゃんと、弱虫ペダルサイクリングチームの金子選手と3名で回していくことに。
早々に千切れてしまったので、できるだけまとまって走って完走を目指すことと、あわよくば先頭集団から遅れてしまった選手を吸収しながら走っていけるといいなと思いながら。
3~12 lap/14周
3周目で日体大のかなえちゃんを吸収し、4名でローテーションしながら距離を消化していきます。
金子選手は安定感のある力強い走り、やすえちゃんはコーナリングのテクニックを生かして下り区間で巡航速度を上げてくれます。
かなえちゃんは4人の中では一番余裕ありそうです。わたしはローテーションを回すので精一杯で、無力感でいっぱい…ごめんなさいってずっと心の中で思ってました(@_@)
数の利があるものの、先頭集団との力の差が大きく、周回を重ねるごとにどんどんとタイムギャップが拡大していきます。
(足切り・・・)という言葉も脳裏に浮かんだけど、やすえちゃんが「ラスト1周まで行ければ、走り切れるからそこまで頑張ろう!」とポジティブな声掛けをしてくれました。
声掛けと言えば、心臓破りの坂で日体大の監督(?)がかなえちゃんに「残りどうやって走るかちゃんと考えろよ」って声をかけていたのが印象的でした。こういう声掛けって響くんだよなぁ。
(わたしにもとても響きました。笑)
13 lap/14周
ここまで4名でローテーションしていましたが、ラスト2周を残して動きがあります。
日体大の監督の声掛けもあってか、リフト坂(かな?)でかなえちゃんがペースアップ。予期していなかったのと、そもそももう脚が残ってなくて、距離を開けてしまいます。わたしが番手だったのに中切れを起こしてしまって申し訳ないです(;´・ω・)
後ろを振り返ると金子選手もやすえちゃんもキツそうで、かなえちゃんの単独抜け出しを許してしまいます。
ただ、そこまで差が開かず、背中は見える距離。頑張って追おうとするわたしと金子選手に向けてやすえちゃんが「絶対追いつくから泳がせて大丈夫」と。展開を読む力とかレースの運び方が、やすえちゃんは本当にすごいんです。考える力と経験値と…あとは野生の勘もあると思いますw
14 lap/14周
いよいよ最終周。完走してリザルトに順位が付くことにまずはホッとしました。
ホームストレートが終わるあたりでかなえちゃんを吸収してまた4名。振り出しに戻ったところで、ここからゴールまでどう走るのか考えます。
スプリントになったら自分の勝率は低いし、心臓破りの坂でアタックしようと決めました。もし1人でもドロップすれば順位はひとつは上がるはずなので。
最後の心臓破りの坂の序盤で、わたしより先にかなえちゃんがアタック!わたしもペダリングに集中して脚を回します。このまま行かれてしまいそうな距離感でしたが、じわじわと詰めて抜き去ります。ピークで後ろを振り返ると離れている!
もう行くしかないっ!!
と思ってゴールまで全力で踏んで、独走でゴールしました。
ゴール後すぐに後ろから選手がきていたので、本当にギリギリの逃げ切りでした(; ・`д・´)
記録
リザルト 6位
自分のいたグルペットが完走までの最終便でした。一緒に走ってくれたやすえちゃん、かなえちゃん、金子選手のおかげで完走できました。本当にありがとうございました。
パワーデータ 2:35:09 AP 165.4w NP 191.5
ダンシング率は10.2%でした。
機材とウェア
フレーム:YONEX carbonex
タイヤ:MAXXIS クリンチャー HighroadSL
チューブ:Tubolito
ウェア:ONYONE
シューズ:LAKE CX332
インソール:SOLESTAR コントロール
チューニング:WAKO'S チェーンルブリキッド スピード
日焼け止め:Agressive design
補給食:ATHLETUNE アスリチューン ポケットエナジー
ステッカー:C's design works
スマートトレーナー:SARIS
日頃からのサポート、感謝しております。
振り返り
今日の良かったことや気付いたこと
- ポジティブな気持ちでレースに挑めたことが良かったです。(須田コーチのおかげ)
- トップ選手との力の差は大きく、年々レースのレベルが上がっているように感じました。
- 雨だからテンションが下がるとか路面が濡れていて怖いとかネガティブな感情がなくなっていると気づきました。(雨の中の練習をした成果)
今日をもう一度やり直せるなら
- アップをしっかりして、身体を温める・心拍を上げておくことを怠らない。(今回は84㎞もあるからアップはそこまで必要ないという驕りから、1周目の強度に耐えられなかった可能性があります。心臓破りの登坂パワー自体は許容範囲内だったから。)
- 1周目の心臓破りの坂を先頭で入ってみる。(先頭で登り始めて位置を落としながらも登り切る…を繰り返せていたなら?)
- 4名ローテのときにみんなに「最短距離のラインどりをしよう」と声掛けをすればラップタイムは上がったかもしれない。
目標達成に向けて・成長の記録
今回のレースでは「前向きにレースに挑もう」とする姿勢が走りにも表れるという実体験ができました。消極的な走りを続けてきた自分でも、変われる気がしました(*‘ω‘ *)
最後に
1年ぶりのレースでしたが、これまでよりも前向きな気持ちでレースに挑むことができました。
レースに帯同してくださった加藤修監督、小林カメラマン、チームメイトの杏奈のおかげで、レースに集中することができました。素晴らしい写真もたくさん撮っていただき、ありがとうございました。
ウォークライドの須田晋太郎コーチにはレースに前向きな気持ちで挑めるようにサポートしていただきました。
また、コロナ禍であるにも関わらず様々な感染対策を施し、大会を運営していただいた関係者の皆様にも感謝しております。ありがとうございました。
次戦は新潟県選手権ロードレースです。それに向けて、自分にできることを考えていきます(*^^*)