みなさん、こんにちは!High Ambition 女子サイクリングアカデミーの本田母映です(*^^*)
2021年7月11日(日)JBCF石川サイクルロードレースのレースレポートをお届けします。
今日の一言
トップ選手の強さを肌で感じること。
(第二、第三集団だったとしても)ゴールスプリントで集団の頭をとる。
・・・二言になってますが(笑)
今日の重要なポイント
- 先頭に1秒でも長く食らい付くこと。
- 粘り強く走り、最後まで諦めないこと。
- 落車をしない。(雨だったので、安全に)
レース展開
2017年以来、2回目の石川サイクルロードレース。梅雨時期の開催ということもあり、4年前も土砂降りでしたが、今年も生憎の雨でした。
晴れた前日のクリテリウムは蒸し暑かったらしいので、雨のおかげで暑さが厳しくなかったのは幸い。
石川町と浅川町にまたがる1周13.6kmの周回コースは、登りと下りしかない「ジェットコースター」と表現されるハードなコース。女子は4周54.4kmの予定でしたが、時差スタートした他レースのアクシデントにより3周40.8kmに短縮されて行われました。
今回は2週間後にオリンピックを控えた金子広美選手、祥子ちゃんがJCF強化選手として参加、さらにパラリンピック代表の佳子さんもいて、豪華なメンツ。人数もいつもより多い25名が出走しました。
1 lap/3周
Jフェミニンリーダーのみきちゃんを先頭に、マスドスタート。
わたしはクリートキャッチミスして盛大に出遅れてしまいます。
有力選手のアタックやペースアップに対応するため、多少脚を使ってでも前めに位置取りたいと考えていたので、スタート直後の登りで慌てて位置をあげます。案の定、序盤からJCF強化の2選手やJBCF無双中のみきちゃんによるアタック合戦があり、そのたびにインターバルに苦しむ展開。
それなりに人数がいたのと、アップダウンのあるコースレイアウトに助けられ、なんとか集団内に留まります。
7kmほど走ったところで時差スタートのクラスタYで大規模な落車があり、一旦レースが止められましたが、ほどなくしてリスタート。
コースの後半は勾配の緩急が大きい5㎞ほどの登り。ここでもアタックが散発し、登りの中ほどで祥子ちゃんが抜け出します。この逃げが決まった時点で、集団最後尾にギリギリぶら下がるような余裕のなさでした(^^;)
祥子ちゃんの逃げが決まったあとはみきちゃんが積極的に前を引きますが、ローテを促しても誰も前に出ず。金子選手はみきちゃんを徹底マークしている様子、レース巧者の唐見さんは祥子ちゃんを少し泳がせたいと思っていたよう、他のメンバーもあわよくば強いみきちゃんが脚を使ってくれれば…って思っていたかもしれません(←想像ですw)。
わたしは単純に弱くて前に出れませんでした。アタックのたびに集団のお尻にしがみつくのが精一杯だったので((+_+))
1周目完了時点で、祥子ちゃんの逃げ⇒(15秒)⇒集団8名 の構図。
2 lap/3周
2周目に突入。オリンピック事前合宿の疲労をものともしない走りで祥子ちゃんが単独で逃げ続けます。1周目完了時には15秒だったタイムギャップをさらに拡大します。
集団では、みきちゃんの先頭固定は変わらず。ほぼ一人でひいているのに、逃げの祥子ちゃんとのタイムギャップはずっと25秒くらいで推移していて、みきちゃんの強さを感じます。さらに勾配があがるタイミングでペースアップをして回らない選手たちにジャブを打っているので、もうさすがとしか言いようがないです。
下り区間では富士ヒルチャンピオンの美和子ちゃんが先頭に出て牽引する場面もあり、登坂力だけではない強さも発揮していました。
後半の登り区間の終盤で、金子選手がアタック!
みんなすかさず反応します。
写真で振り返ると、金子選手がアタックしたタイミングは美和子ちゃんの後ろにいるのに、数秒後にはかなり位置を落としているわたし。ぎりぎり命拾いしてます(;´∀`)
こうしてみると、美和子ちゃんはすぐにチェックにいけているので、やっぱり余裕あったんですね。
3 lap/3周
2周完了時のコントロールラインを通過するところで、1周目の落車の影響で予定より1周減って3周になると聞かされます。
唐見さんやみきちゃんから「あと1周しかないから、みんなで回していきましょう!」と声がかかります。あと2周かけて逃げを吸収するつもりが、1周しかないのですから焦りますよね(;^ω^)
そろそろ本気で脚がないわたしですが、さらに集中力も欠きはじめていて、下り区間やコーナーで前走者と車間を空けてしまうことが多くなり、毎回脚を使ってしまう良くない展開。
最後の登り区間へ突入し、ラスト4㎞くらいで祥子ちゃんを捉えます。
ここで金子選手のカウンターアタックが炸裂!!
レースの定石なので、カウンターアタックが来るとわかってはいたのですが、もう脚がなくて反応できませんでした。
このアタックで、3人⇒3人⇒祥子ちゃん⇒わたし という構図になります。ほどなく、前方でまた6名にまとまっているのが見えました。
つまりここで千切れたのは私だけでした(悲しいというかむなしいというか…)。
そこからは絶望の一人旅…(笑)
最後のゴールスプリントは唐見さんが制して、美和子ちゃん、みきちゃんが続きました!
わたしは単独走、8位でのゴールとなりました。
記録
リザルト 8位
パワーデータ 1:12:19 AP 173.9w NP 211.6
ダンシング率はたったの4.1%。体重は52㎏くらい。
機材とウェア
フレーム:YONEX carbonex
タイヤ:MAXXIS クリンチャー HighroadSL
チューブ:Tubolito
ウェア:ONYONE
シューズ:LAKE CX332
インソール:SOLESTAR コントロール
チューニング:WAKO'S チェーンルブリキッド スピード
日焼け止め:Agressive design
ステッカー:C's design works
スマートトレーナー:SARIS
サプリメント:つじトレーニングジム ミトロングV
コーチング:ウォークライド 須田晋太郎さん
メンテナンス:自転車の駅サガミ
日頃からのサポート、とても感謝しております。
振り返り
今日の良かったことや気付いたこと
- 集団内の位置取り次第で、力がなくても生き残れることもあれば、無駄に脚を使うこともある。これは当たり前のことだけど、集中を欠くとできなくなる。疲れても悪天候でも集中力をキープできる方法を考える。
- ここ数か月ダンシングの感触が悪くて、腰があがらなかったのがアタックやペースアップについていけなかった要因のひとつ。練習でダンシングを重点的に鍛えよう。
今日をもう一度やり直せるなら
- スタートラインに立つまでの行動の見直しをする。前日のレースの疲労を抜くためにゆっくりお風呂に入る、マッサージを行う、十分な睡眠をとるなどができていたか?移動疲れを最小限にする努力はできていたか?
- コーナーで前めの位置取りをする、踏み遅れのないようにして脚をできるだけ使わない走り方をする。
目標達成に向けて・成長の記録
今回は納得のいく事前準備ができなかったです。「今ある状況の中で何ができるか」にフォーカスしていたのは確かだけど、「今ある状況」を改善する努力ができていたか…というとそうではなかったかなと思います。
仕事との両立も、帰宅が遅くなったけどどうするか?
レースが連戦になったけど、前日のレースの疲労や移動疲れをどうするか?
にフォーカスはしていたけど、そもそも「残業しないためにはどうするか」「レースの連戦という選択は正しかったのか」「前日のうちに移動を済ませることはできなかったのか」
そういうことを考えて、環境も整えていくことが大事だと思いました。
最後に
今回はオリンピックやパラリンピックに参加するトップ選手たちと一緒にレースをすることができて、生で走りを観れて嬉しかったです(ミーハー魂w)。
佳子さんも登りで先頭に出るなど、調子良さそうでした(*^^*)応援することしかできないけど、めちゃくちゃ応援してます★
修さん、Toru HASIMOTOさん、素敵なお写真もたくさん撮っていただきありがとうございました!
また、コロナ禍であるにも関わらず様々な感染対策を施し、大会を運営していただいた関係者の皆様にも感謝しております。ありがとうございました。
次戦は9月になる予定です。
一旦休養して、シーズン後半戦に向けてまた上げていけるように頑張ります!(∩´∀`)∩