【レースレポート】JBCF 群馬CSCロードレース 6月 クラスタF

みなさん、こんにちは!女医サイクリストのもえまぐろです(*^^*)

日本初の女子インターナショナルチームHigh Ambition 女子サイクリングアカデミーに所属し、競技活動をしながら自転車の魅力や自転車×医療に関する情報発信をしています。


2021年6月12日(土)JBCF群馬CSCロードレースのレースレポート

photo: heizelwood

今日の一言

表彰台にあがれるかもしれないチャンスをものにする。

今日の重要なポイント

  1. 先頭に1秒でも長く食らい付くこと。
  2. 粘り強く走り、最後まで諦めないこと。
  3. 積極性を大事に、次に繋がる走りをすること。

レース展開

午後の出走時間帯は穏やかな日差しが降り注ぎ、気温も暑すぎずで走りやすい天候でした。

お馴染みの群馬サイクルスポーツセンターなのですが、なんと今回はいつもと逆回り。

アップダウンが続くコースレイアウトで1周6㎞を14周する、トータル84㎞で争われました。

ちなみに逆回りで走るのは初めてです。心臓破りの坂を下って、ヘアピンコーナーを登るのは新鮮!!

下りは思っていたほどテクニカルではなくて、登りも短いのでどういった展開になるのか未知数。

登りが短い分、強い選手にはついて行きやすくなるけど、巡航力やパンチ力に欠ける自分の勝ちパターンが見えないコースでした。

中止になってしまったけれど全日本選手権が控えていた影響か、今回のエントリーは9名(内2名はDNS)と少なかったです。

photo: High Ambition

1 lap/14周

ローリングスタート。心臓破りの坂をくだってからリアルスタート。

1周目は様子見な感じでみんなでローテーションしながら走ります。

photo: High Ambition
photo: High Ambition

2 ~3lap/14周

2~3周目もローテーションしながら走りますが、ペースが速く、自分の息遣いだけが明らかに荒い…(;^ω^)汗

photo: Toru HASHIOTO

周りの選手たちは格上ですが、人数も少ないので、できるだけローテーションに加わるようにしました。

弱虫ペダルサイクリングチームのみ2名いたので、途中弱虫ペダルの金子選手が登りでアタックして飛び出し、みきちゃんが前を追わされる場面もありますが、自分が全然前を引けなくて申し訳なく思いました。

photo: High Ambition
photo: High Ambition

この時点で先頭集団はみきちゃん、唐見選手、金子選手、はるきちゃん、わたしの5名です。

4 lap/14周

3周粘って食らい付いてきましたが、4周目に動きがあります。

ヘアピンコーナーの登りでみきちゃんがペースアップ。唐見選手と金子選手はしっかりとついて行きますが、私とlive Garden Bici Stelleのはるきちゃんが千切れてしまいました。

女子は3位までが表彰対象なので、この時点で3名に先行される意味は…わかりますよね(@_@)

(あああ…ここまで…)

と思っていたら、次のゆる登りで金子選手が遅れているのが見えたので、はるきちゃんに

「とりあえず金子選手のところまで行こう!」

と声掛けして回していきます。千切れた直後なのにも関わらず、はるきちゃんの力強い引きもあって、ほどなくして金子選手をキャッチ。

同じチームの唐見選手が先行しているので金子選手はローテーションパスするかとも思いましたが、

「3人で回していきましょう!」という声掛けをしてくれてローテーションにも加わってくださいました。

ここで3人が協調できなければ、完走も厳しかったと思うので、本当にありがたかったです。

photo: High Ambition

5~13 lap/14周

先頭はみきちゃん、唐見選手の2名。後続は金子選手、はるきちゃん、わたしの3名で、ローテーションしながら走ります。

photo: High Ambition

下りコーナーはもらい落車を避けるためにあえて少しラインをずらして走りました。

2週間前にもらい落車したトラウマが…(;´Д`)

photo: High Ambition

モトバイクに権瓶さんの姿も見えて、励まされました(*´ω`)

先頭から6分遅れを目安に足切りに遭ってしまうのでタイム差が心配でしたが、1周あたり10秒ずつくらいしか拡大していかなかったので、少し安心しました。

完走はできそうかなと思うと同時に、3位入賞するためには…と考え始めます。

金子選手は舞洲クリテリウムで優勝、前回の群馬のスプリントの頭も獲っているのでスプリント力があります。はるきちゃんも筋トレを頑張っていて、2年前に会ったより逞しい体つきになっていて、一番スプリント力ないのは悲しいけどわたしです(;^ω^)

ですので、勝率をあげるために人数を減らして2名で抜け出せればなと思い、登りでアタックをしますが決定力なし。

photo: Toru HASHIMOTO

ちょいっと速度を上げても、登りが短すぎるのと持続力がないのとで、簡単につかれてしまいます。それでも2人の足を少しでも削れれば…と思って登りでジャブを打ち続けます。

力がなさすぎて、2人は淡々とローテを回したと思っているかもしれません。

↑気づかれないほどのジャブとは・・・(´・ω・`)悲

 

そしてふと思う…。

ちょっとペースアップしてもすぐに踏み辞めるを続けていると、「脚が残っていないで~す」ってみんなに教えているも同然なのではと(笑)

14 lap/14周

最後ラップを告げるジャンを聞いて、ラスト1周。今回も完走できるのは嬉しいけど、それよりも大事なのは順位だ。

何度もジャブを打って脚も限界が近いけど、絶対3位に入りたい。

ヘアピンコーナーの登りを抜けてから、金子選手の強烈なアタック!後ろではるきちゃんの嗚咽が聞こえるww

相当キツそう。私もキツい。

バックストレートに入る少し手前から金子選手の番手をキープ。残り距離も短いため、牽制気味。そのままバックからホームへのコーナーも金子選手→わたし→はるきちゃんの順番で入り、ラストのスプリント勝負!!

先に腰を浮かせたのは先頭にいた金子選手で、後ろからスプリントしますが、届かず4位でゴールとなりました(>_<)

photo: High Ambition
photo: High Ambition

バックストレートからずっと先行し、そのままスプリントも獲ってしまった金子選手は、やっぱり強かったです。

記録

リザルト 4位

JBCF公式ホームページより引用

みきちゃんと唐見選手は天上人ですね。でも、後続3人で回していけたので、レースを楽しめました。一緒に走ってくれた金子選手、はるきちゃんのおかげです。本当にありがとうございました。

ビチステのはるきちゃんと

はるきちゃんは同職者なので、一緒に走れて嬉しかったです(∩´∀`)∩

パワーデータ 2:29:27 AP 170.8w NP 201.4

ダンシング率は6.7%でした。

先月のFTP測定の結果は198wなので、さすがにやり直した方が良さそうです(;´∀`)

機材とウェア

フレーム:YONEX carbonex

タイヤ:MAXXIS クリンチャー HighroadSL

チューブ:Tubolito

ウェア:ONYONE

シューズ:LAKE CX332

インソール:SOLESTAR コントロール

チューニング:WAKO'S チェーンルブリキッド スピード

日焼け止め:Agressive design

ステッカー:C's design works

スマートトレーナー:SARIS

サプリメント:つじトレーニングジム ミトロングV

コーチング:ウォークライド 須田晋太郎さん

メンテナンス:自転車の駅サガミ

日頃からのサポート、とても感謝しております。

photo: High Ambition

振り返り

今日の良かったことや気付いたこと

    • (全然効果なかったかもしれないけど)何度もジャブを打って積極的に動けたこと。
    • ゴールラインを切るまで諦めずに踏めたこと。
    • 平坦巡航やスピードの出るくだりで、ディスアドバンテージを感じました。踏み込みが遅いのか、リムハイトが高いホイールをチョイスするべきだったのか。色々試してみようと思います。
photo: Toru HASHIMOTO

今日をもう一度やり直せるなら

  • アタックで後ろに着かれそうになったら、ラインを変えて後続のドラフティング効果を減らす工夫をする。
  • 他人のアタックを利用してカウンターアタックを決める→一人でアタックするより決まりやすいかも。
  • 最終スプリントは一番にかける。
  • 優勝したみきちゃんと photo: High Ambition

目標達成に向けて・成長の記録

最近は外練で毎回スプリント練習をするようにしていたので、最後のスプリントは良いイメージをもって踏み込むことができました。結果的には表彰台に届かなかったけど、練習と経験あるのみと思って引き続き取り組みます。

最後に

新潟県選手権ロードレースで落車して、右足首の捻挫を引きずっていましたが、フィジカルメンテナンスのプロであり、チームメイトのT橋パパが応急処置を教えてくれたり消炎鎮痛剤を塗ったりしてくれたおかげで、レース中は痛みを全く感じることなく走ることができました。

今回のように身体の疲れや捻挫など少しネガティブな要素があったとしても、「その状況で何ができるか、どうしたらもっと良くなるか」ということにフォーカスして考えられるようになったのはウォークライドの須田コーチのおかげです。

レースに帯同してくださった加藤修監督のおかげで、レースに集中することができました。

修さん、heizelwoodさん、Toru HASHIMOTOさん、千草、素晴らしい写真もたくさん撮っていただき、ありがとうございました。

また、コロナ禍であるにも関わらず様々な感染対策を施し、大会を運営していただいた関係者の皆様にも感謝しております。ありがとうございました。


次戦は佐渡金山ヒルクライムです。

去年は新潟ヒルクライムもエントリーしなかったので、ヒルクライムレースはいつぶりかわからないくらい久しぶりです(;^ω^)

登坂力を鍛えるいい機会だと思って、準備したいと思います。

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