【レースレポート】高石杯第56回関東地域自転車道路競争大会【りゅーじ】

 

こんにちは!りゅーじです。

新潟県のサイクリストで主に実業団レースやヒルクライムに参戦しています。

JBCF/E1、AJOCC/C2、富士ヒル/主催者選抜などで走っています。


 

今回は2021年10月24日に群馬CSCで行われた

「高石杯第56回関東地域自転車道路競争大会」

に参戦してきました。

そのレースレポートをお届けします。

 

高石杯は関東地域において歴史あるロードレースの大会です。

10位以内に入ると翌年の全日本選手権への出場権が得られる格式高いレースとなります。

高石杯の参加資格、エントリー方法

参加資格

高石杯の参加資格をまとめると以下のとおりです。

日本自転車競技連盟(JCF)の登録者

・関東自転車競技連合に加盟する都県

 (茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、新潟)

・各都県の自転車競技連盟が推薦した者

・コロナ対策ガイドライン順守

引用元:関東自転車競技連合 高石杯第56回関東地域自転車道路競走大会 実施要項

https://www.kanto-cc.org/wp/wp-content/uploads/2021/09/f854c38625e5828c97ef5b95d0d781bd.pdf

参考:関東自転車競技連合HP https://www.kanto-cc.org/

 

※Podcastでは

「関東地域以外も参加可能かも」

と言いましたが、やはり関東自転車競技連合の加盟都県のみのようです。

大変失礼いたしました。

エントリー方法

エントリー方法は毎年若干異なるようですが、今年は

・自身が加盟する自転車競技連盟へ申し込む

と言う方法でした。

すると各都県の自転車競技連盟がまとめてエントリーしてくれます。

詳しくは各都県の自転車競技連盟へ問い合わせください。

ちなみにカテゴリーは、

・一般男子

・女子

・高校生男子

・中学生男子

です。

機材、ウェア、サポート

今回の決戦仕様6.85kgのvenge
今回の決戦仕様6.85kgのvenge

バイク:S-WORKS VENGE 6.85kg(サイコンなし)

ウェア:ONYONE 肚力 腱力

インソール:SOLESTAR ブラック

チューニング:スクワートチェーンルブ

スマートトレーナー:Wahoo Kickr V5(今週平日は全てZwiftで調整ライド。Zwiftレースで刺激入れもバッチリ)

サプリメント:つじトレーニングジム ミトロングV

ステッカー:C's design works

メンテナンス:自転車の駅サガミ

トレーニング管理:STRAVA

日頃からのサポート、本当に感謝致します。

wahoo kickrとスクワートチェーンルブ  ミトロングーV

powerd by SOLESTAR  オンヨネ肚力

目標、展開予想、作戦

目標

今回の目標は2つ

・10位以内

・積極的に動く

 

リザルト的には10位以内を目標に。

全日本選手権の権利が欲しい訳では無いが、Jプロツアーライダー等の強豪がいる中で10位以内に入れれば御の字。

当然、あわよくば8位以内の入賞、はたまた優勝も狙えたら狙う。

 

リザルト以上に今回は積極的な動きを心掛けたい。

その意味は、力試し勝ち筋の両方を兼ねる。

昨年から力が伸びてきて、今年はE1でも入賞出来た。

そんな自分が格上の選手相手にどれだけ走れるか試してみたい気持ちがあった。

それと、群馬CSCで自分が勝つには少人数での抜け出しが必須。

大集団スプリントは絶対にNG。

なので、自分から積極的に動いて集団を絞るか、逃げるか、と言う動きが必要になる。

今回は中盤から逃げたいと思っていた。

展開予想

レースが72kmとあまり長くないため、序盤からアタックが掛かると予想。

全体的に厳しいレース展開になって、徐々に集団が絞られるのではないか。

最終的には10~20名、そこから少人数の抜け出し。

その少人数に入れたら理想。

作戦

周りの動きを見つつ、序盤からでも行けたら積極的に行く。

つまり逃げを狙う。

しかし、やはり勝負所は中盤以降だろう。

本当に動くのは中盤以降。

 

マークする選手たちは、

イナーメ、FIETS、群馬グリフィン、さいたまディレーブ等のJPT組はまずチェック。

Rapha中里さん、上毛レーシング狩野さん、チャンピオンシステム棈木くん、COWGUMMA、作新学院大学、鈴木真理さんあたりも要チェック。

上記選手が複数で動いた場合は、序盤でも逃げが決まる可能性が高い。

出来るだけ反応したいところ。

1~2名なら容認するが、ブリッジの動きに注意。

理想としては上記の選手達と中盤以降に数名で逃げて、少人数スプリントに持ち込みたい。

レースレポート

1~4周目

2列目ほどからスタート。

さっそくアタックが散発する。

序盤、特に印象的だったのは群馬グリフィンの2名。

2名同時にアタックして、「自分達でレース展開を作ろう」と言う意識が見て取れた。

それか、トレーニング目的もあったのかもしれない。

終始積極的に動いていた。

Rapha中里さん、AVENTURA篠原くん、作新学院大学等も逃げを試みている。

何度か数名の逃げが出来ては吸収を繰り返しながらレースは進んでいった。

 

自分はまだ自分から逃げを作ろうとはしないものの、決まりそうな逃げにブリッジするなど。

その時にARCC大友さんと何度か協調することがあり、どこかのタイミングで一緒に行けたらと思い始める。

5~8周目

中盤の攻防でもやはり決定的な逃げは決まらず。

集団の人数も一向に減らない。

集団全体のペースも上がらない。

 

自分にとっては嫌な展開だ。

こうなると温存していた選手が有利になる。

 

そんな戦況を打破したくて、7周目の心臓破りでアタックを掛ける。

何人か付いてきて貰って逃げを作りたいという動き。

んが、単独で抜け出す形になってしまう。

後ろをチラチラ見て「誰かきて~~」と目線を送るものの、集団に動きなし。

アカン、全く警戒されてないわ。笑

 

と思ったけど、後からSTINGERくんがこんなツイートを。

それなら良かった(のか?)笑

まぁ、泳がされただけか。

 

しばらく後ろをチラチラ見ながら走ってたらイナーメ渡邊さんが単独ブリッジしてくれた。

ホームストレート前に合流するも、集団もすぐ後ろに来ていたため吸収。

でも嬉しかったっす。

 

その後も誰かしらの動きはあるものの、決定的な逃げには至らず。

相変わらず集団の人数も減らないまま終盤へ。

9~12周目

残り3周のホームストレートだったと思う。

群馬グリフィン小山さん、FIETS中村さん、BMレーシング横矢くんの3人が抜け出す。

先頭を牽いた後だった自分はこの動きを容認してしまう。

まぁまだ集団に有力選手が多いから追い付くだろうとも思ってしまった。

しかしこのあと集団がペースダウン。

ローテに入る選手も少ない。

逃げの3人と30秒差ほどとなる。

 

あらら・・・これはよろしくないかも。

と思って自分はまたちょくちょく先頭を牽いて集団のペースアップを促す。

そうこうしてたら心臓破りで中里さんがキレッキレのダンシングでバビューンとすっ飛んで行った。

反応したくても出来ない、いや、反応する気にならないレベル。

この単独ブリッジはマズイぞ。

残り2周、イナーメ佐川さんらと共にローテして逃げを追うが、一向に縮まらない。

鈴木真理さんも前に出て下り切りからリフト坂、心臓破りと牽きまくる。

テレビやYouTubeで何度も観ていたあのトルク型のダンシングでグイグイと。

いやー、かっけぇ。

フォームがマジで綺麗すぎる・・・。あんなダンシングをしたい。

 

がしかし、真理さんが牽き終えたあとにローテが上手く回らない。

結局ラストの心臓破り入口あたりで逃げと30秒差とモトから伝えられる。

これは逃げ切りが決まってしまったか。

こうなったら最後の悪あがきでスプリントするしかない。

しかし序盤から動いたツケは存分に溜まっていて、脚がもういっぱいっぱい。

 

ラストの心臓破りはペースが上がりきらなかったお陰で前方クリア。

しかし集団は未だに20名以上。

こりゃ厳しい。

最終コーナーで更にペースが上がり、前目に位置取ってホームストレートへ。

しかしここから腰が上がらず。

スプリントする脚がなく、集団後方で流してゴールとなった。

 

優勝は中里さん!やはり強かった!!

リザルト、パワーデータ

リザルト

22位/45名出走

TOP+26秒

パワーデータ

1:52:30 AVS38.39km/h AP217W NP261W MAX695W

 

ゾーン滞在時間

反省

・積極的に動いたのは良いが、自己満足に注意

リザルトは残念だったが、積極的に動くという目標はまぁ達成出来たと言って良い。

力試しと自分の勝ち筋の両方を意識して動く事が出来たと思う。

結果的に無駄足になってしまった動きも多かったが、レースは水物。

何が決まるか分からない。

No Challenge No Chanceなのだ。

とは言え最終的に決まった逃げに反応する嗅覚は養っていかなければならない。

 

それと、積極性は一歩間違うとただの自己満足で終わる事に注意。

自分では積極的に動いて脚を使ったつもりでも、

「それって展開に関係無いただの無駄足だよね。」

と、なる事もある。

極端な例で言うと、逃げもいないのに先頭をただ牽きまくる、とか。

それではただの自己満足。

戦況を見極めて意味のある動きに脚を使いたい。

まとめ

イナーメ佐川さん、渡邊さんと
イナーメ佐川さん、渡邊さんと

高石杯は初参戦だったけど、ハイレベルな選手たちと走れて楽しかった。

JPTの選手達や、鈴木真理さんなどの走りを間近で見られたのも大きい。

とても勉強になりました。

 

Podcast公開してますので良かったら聴いてみてください!

 

これにて今シーズンのロードレースはおしまい。

あとは木曽おんたけの学連TT&HCを残すのみ。

もちろんZwiftは続くけど。笑

 

応援して頂いた皆さん、ありがとうございました!

参加された皆さん、お疲れ様でした!

運営、スタッフの方々、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願い致します!

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