みなさんこんにちは。りゅーじです。
今年の3月に、山形県天童市にあるCyclesta(サイクレスタ)さんでRETUL-Fit(BG-Fit)を受けてみました。
なかなか反響があったようなので、こちらで改めてご紹介させて頂きたいと思います。
フィッティングってどんなものか、効果はあるのか、費用は幾らくらいか、などなど気になる方も多いと思います。
実際にフィッティングを受けた感想や効果、ポジションの変化など。
少しでも参考になれば良いなと思います。
Cyclesta(サイクレスタ)さんの紹介
Cyclesta(サイクレスタ)さんは、山形県天童市にあるスポーツバイク専門ショップ。
ロードバイク・シクロクロス・MTBとスポーツバイクを幅広く取り扱っている。
取り扱いブランドは、以下のラインナップだ。
特にスペシャライズドの取り扱いも多く、2020年モデルのVENGEなどの情報もいち早く入っていた。
主にFaceBookに最新情報を投稿しているので、気になる方は要チェックだ。
またCyclesta(サイクレスタ)さんは、スペシャライズドのRETUL-Fit(Body Geometry Fit ボディージオメトリーフィット)を受けられる数少ないお店だ。
私の住む新潟県にRETUL-Fit(BG-Fit)を受けられるお店は無く、北陸や東北で数少ないプロフィッターのいるお店なのだ。
フィッティングを担当してくれる店長の宮崎優花さんは、自身も国体に出場するなどバリバリのアスリート!
実際にレースで結果を出している宮崎さんがフィッティングを担当してくれるため、信頼性が高い。
しっかりとサイクリストの目線、アスリートの目線で指導してくれるだろう。
ポジションに悩んでいる方や、特に初心者の方はぜひ受けることをオススメする。
Cyclesta(サイクレスタ)さんのRETUL-Fit(BG-Fit)についてはこちら
〒994-0012 山形県天童市久野本3-12-17
TEL.023-665-5567
営業時間 13:00~21:00(定休日:水曜日・木曜日)
駐車場完備
RETUL-Fit(BG-Fit)を受けたキッカケ
昨年は月に2500kmほど走る月もあり、距離をとにかく乗り込んでいました。
そのお陰で課題だったスタミナは抜群に伸びて、250km1000mUPを単独で走って平均速度32km/hくらい(グロス)では走れるようになっていました。
※新潟は信号が少ないため、そういう道を選ぶとかなり平均速度を稼げます(笑)
ですが、LSDばかりやっていたせいか、レース等の高強度で2~3時間走ると腰痛が出てしまう事が課題でした。
また、もっと体幹や大殿筋を使えるポジションにしたいなと思っていました。
そんな中で、もえまぐろがTKプレミアムフィットを受けて絶賛して、絶対受けた方が良いよと勧められたので、思い切って自分も受けてみることにしたのです。
TKプレミアムフィッティング受けた話について 止まると死にますもえまぐろブログ
スペシャライズドが行なっているRETUL-Fit(BG-Fit)。
それを受けられるお店がまぁまぁ限られていて、新潟から車で行けて近いのがサイクレスタさんだったんですよ。
新潟市内からだと車で片道約3時間。
けど、こういったフィッティングって機材とかの消耗品じゃなくて自分への投資なんですよね。
なので、自己投資と思って行ってみたんです。
RETUL-Fit(BG-Fit)の内容
フィッティングの内容ですが、大きく分けて以下の4つになります。
①インタビュー
②アセスメント
③フィット
④フォローアップ
①インタビュー
まず、フィッティングを受ける方が普段どのように自転車に乗っているのか、どんな悩みがあるのか、どんな目標があるのか等を聞いていきます。
それによってどのようにフィッティングをしていくか、フィッターさんの提案と自分の希望を話し合いながら決めるのです。
②アセスメント
次に、筋肉の付き方や関節の可動域・柔軟性などを細かくチェックします。
かなり細かいです。前屈したり。膝を曲げ伸ばししたり、足首を曲げ伸ばししたり。
それを数字で記録して、次のフィットへと繋げていきます。
人によって筋肉の付き方や柔軟性は当然異なるので、例えば単純に「サドル高=股下×○○」みたいなことになりません。
しっかり人それぞれの特徴を捉えることで、その人にあったフィッティングを行えます。
③フィット
そしていよいよ自転車に乗ってフィッティングです。
自分の自転車を持ってきた場合は自分の自転車に乗りながら。持ってこなかった方はフィットバイクに乗ってフィッティングしていきます。
肘や膝、腰など身体の色んな部分にセンサーを貼って、3Dモーションキャプチャーという技術を使って身体の動きを読み取ります。
自分の感覚とモーションキャプチャーの動きと数値とをすり合わせて、フィッターさんと話し合いながらポジションを決めていきます。
④フォローアップ
外を走れる場合は実際に自転車に乗ってみて、感覚を確かめます。
また、2~3週間のうちに明らかな不具合(痛みや違和感など)があった場合、無料でフォローアップしてくれます。
その後も一度フィッティングを受けた方はフォローアップの相談を受け付けています。
RETUL-Fit(BG-Fit)を受けた感想。凄くイイ。
結論から言うと、
『受けて良かった』『もっと早く受ければ良かった』
です。
今のポジションやフォーム、ペダリングに何の違和感も不満も無く、自信を持って今のままで良いと言える人以外、受けた方が良いと思います。
もちろん、身体のどこかを痛めるとか、ポジションがしっくり来ないと言う人、初心者の方などは特にオススメです。
そして、受けるなら早く受けた方が良いです。
なぜなら、適切なポジションで乗り込んだ分だけ強くなれるからです。
やっぱり自分に合った適切なポジションで乗る事が重要だと思いました。
レース志向の人も、ポタリングやロングライド派な人も。みんな同じです。
そうじゃないと乗り込めないし、乗り込みの質も高くならない。
痛みが出るようなポジションでは、自転車が楽しく乗れないですよね?
フィッティング前後のポジションの変化
フィッティング前
フィッティング後
自分の場合は結果的にサドルの変更があったものの、ポジションに大きな変化はありませんでした。
サドル変更に合わせて高さと前後を調整して、クリートを少し前に出しました。
あとスペシャライズドのカスタムインソールを導入。
これは凄く良い!なんでもっと早くカスタムインソールにしなかったのかと後悔するくらい。
カスタムインソールは当初購入する予定はなく、その場の話し合いで購入に踏み切りました。
が、結果的には大満足でした。
実はスペシャライズドのカスタムインソールを作れるお店も限られているんですよ。
「なんだ、大きな変化は無いのか」
と、思うなかれ。
そもそも去年のポジションはこれ。
この頃はシートポストのセットバックが25mm、ステムは80mm20°と短く前下がり。
今はシートポストをセットバック35mmに変えて、ステムはから90mm6°になってます。
しかも実はまだ改善の余地があって、ブラケット位置はあと1cm高い方が良いと言われ、下ハンも深すぎて腰に負担が掛かってそうとの事。
その辺はパーツ変更等で調整予定。
アマチュアにありがちな、格好良いポジションに憧れて無理をしていたと言う事ですね。
たまたま、オフシーズンに自分なりに変えた方が良いんじゃないかなと言う変更をしたところ、それが今回のフィッティングで導き出されたポジションに近かったんです。
去年までのポジションは無理やりサドルとハンドルの落差を出そうとして、体に負担の掛かるポジションだったんですね。
よくそれで250kmとか走ってたな・・・と。
そんなこんなで、自分なりに変更したら色々と迷子になってしまい、何が正しいのか分からなくなりました。(結果的にはフィッティング後とあまり変わらなかったのですが)
それが今回のフィッティングで微調整されて適切なポジションになりました。
また、自分の感覚がそこそこ正しいというのが分かった事も良かったですね。
フィッティングでポジションを出したとしても、人間の体は日々変化するものです。
筋肉が付いたり落ちたり、柔軟性が上がったり下がったり。
また、サドル・ステム・ハンドルを変更しなくても、シューズやペダル等を変更した場合も、少しずつポジションはズレますよね。
その時は結局、自分の感覚とすり合わせて少しずつ合わせていく事が必要なので、自分の感覚とフィッティングで導き出されたポジションがどのくらい違うのかっていうのも確かめておいた方が良いです。
ただ、パーツを変更した後は再度フィッティングの微調整をお願いすることをオススメします。
そのへんはご安心を。サイクレスタさんでは、一度フィッティングを受けた人のアフターフォローも行っています。
ちなみに現在のポジションはこれ。
ハンドルを変更して位置を高くしたことで、より快適なポジションになりました。
かといって空力が悪くなった印象もなく、平均速度は昨年より上がっています。
体幹と殿筋も以前より使いやすくなったし、腰痛も今のところ無しです。
サドル後退幅の謎が解けた!
それと、個人的に疑問だったサドル後退幅。
こんなチビ短足なのになぜセットバック35mmのシートポストで目一杯サドルを引かないといけないのか(その方が臀筋が使えるからそうしていたのですが)。
その答えが分かりました。
答えは、足首の固さです。
フィッティングでは、各関節の可動域など柔軟性のチェックも行います。
自分は足首(特に背屈:上に反らす動き)が固くてカカトの位置が高いため、膝が前に出てしまうとのことでした。
その分サドルを引かないと、膝から垂直下の位置にクリートが来なくて、臀筋やハムを使えないと。
逆に足首が柔らかい人はサドルを前に出しても上手く臀筋やハムを使えるらしいです。
へったくそな図ですみません(笑)
イメージできますか?ご自身で椅子に座ってやってみると、カカトを上げると膝が前に出るってことが良く分かります。
自分がもっとサドルを引いた方が良いんじゃないかと思っていた感覚は正しかったんですね。
それも分かって良かった。
てな感じで、フィッティングを受けると自分の感覚が合ってるか間違ってるか、またその理由も分かります。
本当にオススメです。
まとめ
ちなみに気になるお値段は、
フィッティング:約2万円。
カスタムインソール:約1万5千円。
です。
フィッティングは3〜4時間かけてじっくりと合わせてくれます。
インソールはその場で30分くらいで出来ます。
1人にそれだけの時間と労力を費やすのは大変だろうに、丁寧に対応して頂きました。
宮崎店長、本当にありがとうございました!
新潟近辺の方は、ぜひサイクレスタさんへ!(別に回し者じゃないですよ笑)
最後まで読んで頂きありがとうございました!
何か質問疑問相談があれば何でもコメント下さいね~。
フィッティングに関してはこちらもオススメ。